人類が誕生してからおよそ500万年の年月が経過しました。各時代で優秀な人材が生まれ、様々な出来事や発見を繰り返し、文明や文化を発展させて現在に至ります。しかし、人間である以上永遠にその若さを保っていられるわけではありません。
歴史上の有名な人物も、芸能界の最前線で走り続けているあの美男美女も、老いには勝てないのです。年を重ねるに連れて、肉体の衰えや身体能力の低下など様々なことが身に降りかかります。そして、みなさんが1番気にすることといえば、老化による薄毛でしょう。
原因として「父方、母方が薄毛だと自分も~」という話はよく耳にしますが、本当に正しいのでしょうか?今回の記事では「薄毛は本当に遺伝するのかの真偽」を確かめると共に、薄毛になる理由とその対策方法について紹介していきます!
目次
薄毛は遺伝的なものに関係がある?
「親が薄毛だと遺伝的に子も影響も受ける説」は本当に正しいのでしょうか?
母方の祖父・曽祖父が薄毛だと遺伝しやすい?
結論から言うと母方の祖父・曽祖父が薄毛だと、薄毛を遺伝しやすいです。これは染色体(人間の遺伝子が記録されてる構造体)が関係しており、髪の成長を促進・抑制する受容体が母親側から受け継ぐ染色体にしか存在しないためです。
しかし、100%薄毛になるかと言われたらそういうわけではなく、あくまで可能性が高いという話です。
父方からの遺伝もありうる
「母方の祖父・曽祖父が薄毛だと、薄毛を遺伝しやすい」というのは、有力な説であるのは間違いありません。しかし、逆に父方からの遺伝で薄毛になるというケースも存在します。よって「父方が薄毛だから自分はそうならない」という考えは間違っているのです。
また各性別の染色体などの遺伝的なもの以外でも、薄毛になる可能性は存在します。
薄毛は遺伝的なもの以外でも起こりうる?
薄毛は遺伝的なものだけでなく、日常生活で受けるストレスや乱れた生活習慣などから起こりえる可能性があります。この項目では、遺伝的なもの以外での薄毛の原因について、いくつか紹介していきます。
人間である以上必ず受けている「ストレス」が原因?
我々は生きていくために、酸いも甘いも受け入れなければなりません。甘いものだけを享受して生きて行くのは難しいことです。それらが原因で生み出されるストレスは最も身近で、最も薄毛の原因となりやすい要素であるといえるでしょう。人間である以上避けては通れないものだからです。
ストレスの蓄積は、体の機能をコントロールしている自律神経を大きく乱し、血管の収縮の異常へと繋がります。血管の収縮の異常によって血流が悪くなり、髪を作る栄養が足りなくなることによって、薄毛へとつながっていくのです。適度な運動や人それぞれあるストレス発散方法を実践して、ストレスを溜めないようにしましょう。
生活習慣の乱れは髪の乱れ?
「栄養不足や血流が悪いと薄毛につながる」と、ストレスについての項目で触れましたが、それらと関連して、
- 睡眠不足
- 不規則な時間での食事
- 運動不足
これら3つの行動は薄毛になる原因に大きく関わっています。それぞれ見ていきましょう。
睡眠不足と薄毛
睡眠不足に陥ると自律神経が乱れます。自律神経が乱れると、血流が悪くなり、血管の収縮に悪影響を及ぼします。そして、髪を作る栄養が足りなくなり、薄毛の原因となってしまうのです。
不規則な時間での食事は髪に悪影響?
食事時間が不規則であると、人体は「栄養不足である」と認識し、脂肪を蓄えるようになります。人体の脂肪が多いと血流が滞り、血液が全身に行き届かなくなるのです。その結果血管の収縮がスムーズに行われず、髪を作る栄養が足りなくなり、薄毛の原因となります。
食事でできる薄毛対策
薄毛対策として、前述の生活習慣を治すことはもちろん、食事によっても対策が可能です。
薄毛には3つの栄養素が効果的?
髪の毛の主成分はタンパク質で出来ています。つまり、タンパク質を摂ることが薄毛対策の1番の近道であるといえます。また、ビタミン郡はアミノ酸からタンパク質を作り、血行の促進、髪への栄養の運搬などそれぞれ有効な効果があります。また、ミネラルの中の鉄は血行促進に効果的です。
まとめ
- 母方の祖父・曽祖父が薄毛だと、薄毛を遺伝しやすいが、父方から遺伝することもある。
- 薄毛は遺伝的なものだけでなく、日常生活で受けるストレスや乱れた生活習慣などから起こりえる可能性がある。
- ストレスによって自律神経が乱れ、薄毛につながることがある。適度なストレス発散が必要。
- 薄毛対策として、タンパク質・ビタミン・ミネラルの3つの栄養素を食事に取り入れると良い。