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入浴剤の種類。色や泡だけではない!効果ごとに5種類をご紹介。

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皆さんのお宅ではお風呂に入浴剤を入れますか?「入浴剤はただ色が付くだけ」や「すぐ溶けて泡が終わってしまうからもったいない」などと思っている方必見!今回は入浴剤についての雑学です。

もちろん中には着色してあるものもあります。しかし、それぞれ入浴剤には効能を持った成分が含まれています。今回は入浴剤を5種類に分けてご紹介します。

体の冷えが気になる人。疲れを取りたい時。肩こりや、肌荒れに効くもの。肌に潤いを持たせる入浴剤。暑い夏に爽快になるものの5つに分類しましました。

普段湯船に浸からずシャワーだけの人、また何も考えずにいつも同じ入浴剤を使っている人必見!これを読んであなたのバスタイムを充実させましょう

入浴剤の種類

入浴剤と一言で言っても様々なものがあります。今回は

  • 体の冷え対策の無機塩類(むきえんるい)系。
  • 疲れを取りたい人の炭酸ガス系。
  • 肩こり・腰痛・肌荒れが気になる人への薬用植物系。
  • 肌に潤いを持たせるスキンケア系。
  • さっぱりしたい人へのクール系。

の5つの種類に分け、それぞれ主な成分、形状、特徴をご紹介します。

無機塩類系入浴剤・体の冷え対策に効果的

無機塩類といっても「塩(しお)」という意味ではありません。鉱物などを無機化合物のことです。

主な成分

  • 硫酸ナトリウム
  • 硫酸マグネシウム
  • 炭酸ナトリウム
  • 炭酸水素ナトリウム
  • 炭酸カルシウム
  • 塩化ナトリウム

などの混ぜ合わせです。

形状

粉末、または顆粒状。

特徴・保温効果があります。

皮膚の成分と入浴剤の成分が結び付き、皮膚の表面に薄い保護膜(ベール)を作ります。これにより、保温効果が生まれるのです。湯上りなど、湯冷めが気になる方向けです。

また炭酸水素ナトリウム(重曹)が配合された入浴剤には乳化作用があります。そのため石鹸と同じように皮膚の汚れをきれいにする効果もあります。

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重曹、掃除のときにも使いますが、皮膚の汚れも落ちるのです。

さらに硫酸ナトリウムが入った物には皮下組織を活性化させ、修復する作用があります。そのためあせも、ひび割れ、あかぎれなどに対して効果があるといわれています。

炭酸ガス系入浴剤・疲れを取りたいときはこのタイプ

湯船に入れるとシュワシュワ泡が出るのがこの炭酸ガス系の入浴剤です。

主な成分

  • 炭酸ナトリウム
  • 炭酸水素ナトリウム

などの炭酸化合物と、

  • コハク酸
  • フマル酸
  • リンゴ酸

などの有機酸性物質を組み合わせたものです。

形状

錠剤、または粒状。

特徴・炭酸による血管拡張

炭酸には血管を拡げる効果があります。お湯に溶けた炭酸が皮膚から染み込み、血管を拡げるのです。その結果、血流が良くなり、滞(とどこお)りやすい毛細血管にも血液が運ばれます。そして、全身の新陳代謝が促され体の痛みや疲れが和らぐのです。

また、身体全体の血流が良くなることで身体の芯まで温まります。なお、身体に入った炭酸ガスは呼吸の際、肺から身体の外に排出されます。そのため体内にたまることはありません。

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このシュワシュワ泡が出るタイプ。実は泡から直接効果が得られるのではありません。お湯の中に溶け込んだ炭酸ガス(泡)から効果が得られます。そのため入浴剤が溶けている最中に泡を直接触れるより、溶けきった後の方がより効果があります。

薬用植物系入浴剤・植物により肌荒れから腰痛、肩こりまで

薬用植物系の入浴剤は最も古くから使われています

主な成分

生薬、またはハーブを混ぜ合わせた物です。
生薬として

  • ハッカの葉っぱ
  • ボウフウの茎や根(セリ科)
  • チンピ(温州ミカンの果皮)
  • カモミール(キク科)
  • センキュウの根茎(こんけい)
  • トウキの根 

などの、植物が使われます。また、無機塩類などと組み合わせた物もあります

形状

乾燥させた生薬(又はハーブ)を刻んだものや植物から取り出したエキスその物。また、無機塩類などを組み合わせた粉末

特徴

含まれる生薬によって様々、特徴が異なります。例えばセンキュウやトウキ、トウガラシ、ウイキョウ、ショウキョウ、チンピなど。これらには血行が良くなります。そのため身体を温め、腰痛や肩こりに効果があります

また、チンピには湿疹(しっしん)や肌荒れを和らげます。チンピはみかんの皮なのでビタミンCも含まれており、美肌効果も期待できます。

さらに植物の香りによるアロマテラピーによる効果もあります。使われている植物によっては自律神経を整え、リラックス効果もあります。

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それぞれ植物によりそれぞれ特徴が違います。購入する時はパッケージをよく読み、自分が求める効果にあった物を選びましょう。

スキンケア系入浴剤・お肌がしっとり、すべすべ

スキンケア系の入浴剤には保湿力があります。

主な成分

主に保湿効果がある成分が配合されています。例えば、

  • セラミド
  • スクワラン
  • 植物エキス
  • お米の発酵エキス
  • お米の胚芽油
  • ホホバ油
  • ミネラルオイル

などが入っています。

形状

液体、錠剤、粉末など様々です。

特徴

スキンケア系の入浴剤には保湿成分が入っています。冬場の空気が乾燥する季節、肌に潤いをもたらせます。入浴中、温められた皮膚は成分が浸透しやすくなっているため、皮膚表面のみならず、角質内部まで潤してくれます。

クール系入浴剤・さっぱりしたい!

夏の汗をよくかく季節など、さっぱり、爽快になります。

主な成分

メントールや硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)など。

形状

錠剤。粉末、顆粒など。

特徴

L-メントールは冷たさを感じる神経を刺激します。お風呂上りに扇風機の風に当たったり、クーラーの効いた部屋に入ったりすると、より涼しさを感じることができます。

また、硫酸アルミニウム・カリウムが入った物は入浴後、肌にさっぱり感が得られます。

最後に

いかがでしたか?入浴剤には様々な種類があり、使ってみたいものもあったのではないでしょうか?

薬入浴剤の効果は様々です。用植物系のところでもお話ししましたが、購入する際はパッケージをよく読み、あなたが望む効果のものを選びましょう

また現在、(今回紹介したような入浴剤の効果を謳っている物の他に)本当の温泉の名前(例えば「〇〇温泉の湯」)を語った入浴剤も売られています。こちらは入浴剤に効果ではなく、その温泉に似せた入浴剤です。成分を分析し、実際にそこの温泉に入り、肌触りや香りまで再現しています。こちらもぜひ試して、温泉気分を楽しんでみてください

不断シャワーのみの方、また烏の行水(からすのぎょうすい)の方など、今晩は入浴剤を入れた湯船でゆっくりしましょう。

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