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卵の豆知識を紹介!食用のウズラの卵が孵化するって本当!?

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皆さんは、卵と聞くとどんなことを思い浮かべますか?玉子料理やニワトリなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。筆者は卵生ではない生物人間に生まれたこともあり、卵が非常に神秘的な存在に思えます。

そして、和食、中華、洋食、どのジャンルでも玉子料理はポピュラーです。私たち人間にとって、卵は欠かせない食品であることがわかりますね。今回は、卵の豆知識を紹介します。卵にまつわるさまざまな雑学を紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

食における卵

卵黄の色が濃いと栄養価が高いの?

卵は、白身と黄身という部位に分かれています。黄身の色は、オレンジっぽいものや黄色っぽいものなどさまざまです。この黄身の色味には何か違いがあるのでしょうか?「濃い黄色やオレンジ色に近いものは栄養価が高い」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、それは間違っています。飼料の色素によって違いが出るというのが正しいです。例えば、パプリカはカロチノイド色素を多く含んでいるため、ニワトリに与えると卵の色が濃くなります。そのため、黄身の色が濃い卵は栄養価が高いわけではないのです。

白い紐状のものは何?

卵には、白身と黄身の他に「カラザ」という紐状の物質が混じっています。なんとなく捨ててしまう人もいるかもしれません。しかし、カラザには抗がん作用のある栄養が含まれています。取り除いて捨てるのはちょっともったいないです。

卵はコレステロール値を上げない

みなさんは「卵は一日一個までにしたほうがいいよ」と言われたことはありませんか?筆者も子供のころに言われたことがあります。しかし、これは最近ちょっと聞かなくなった話です。かつては「卵の過剰摂取はコレステロール値を上げる原因」と言われていきました。

その誤解は、ある実験によって生まれたと言われています。これは、卵を摂取することで人体に起こる影響を調べる実験でした。その実験ではウサギを使っています。卵を食べたことによって、ウサギのコレステロール値が上昇しました。しかし、ウサギは草食動物です。

人間とは体のつくりが大きく違うため、この実験結果は参考になりません。近年はこの誤解が解けているので「卵は一日一個」とは言われなくなりました。

かとう

卵の生食は日本だけと思いがちですが、海外でも一部の国では食べられています。

卵と生き物の豆知識

ウズラはスーパーで買った卵からも孵る!?

食用の卵と言えば、ニワトリの産んだものが一般的に知られています。そして、もうひとつ有名なのがウズラの卵です。ウズラの卵は、ニワトリの卵よりも小さく斑点模様がついています。この模様は、自然の中で外敵に見つからないようについているのです。

実は、スーパーで売っているウズラの卵は孵化させることができます。食用として販売されているウズラの卵は、数パーセントの確率で有精卵です。そのため、あたためると雛が孵ることがあります。

スーパーで売っている卵から孵ったウズラを飼っている人はいるようです。「孵化させてみたくなった!」と思った人は、少し考えてください。生き物を最後まで飼う覚悟が必要になります。もし孵化させるのであれば、大切にしてあげましょう。

なぜニワトリが卵を産むのは午前中なの?

多くのニワトリは、午前9時から10時頃をピークに卵を産みます。同じような時間に産卵するなんて、不思議ですよね。もちろんこれには理由があるのです。ニワトリの身体は、日の光に反応して卵を産むのに必要なホルモンを分泌します。

多くのニワトリが、夜ではなく日中に卵を産むのはそのためです。これは、本能によるものだといわれています。夜は外敵に狙われやすいので、自分を守ることを優先するほうが大切です。卵を産んでいては、身を守ることが難しくなります。

家畜であるニワトリが外敵に狙われることは少ないですが、産卵の時間は本能的に根付いているのです。

かとう

鳥類最大の卵を産む鳥はダチョウです。直径15センチ、重さ1.5キロ程の巨大な卵を産みます。

いろいろな卵の雑学

卵と玉子の違い

卵は「卵」という漢字以外に「玉子」と表記されることがあります。あまり意識することはないかもしれませんが、よく考えると不思議な話です。しかし、この二つの漢字の意味は少しだけ違います。まず「卵」はニワトリの卵など食用のものに限りません。

「卵」は、虫や魚などの生き物の場合にも使われる漢字です。主に生き物が孵化して育つ場合によく用いられます。一方「玉子」は調理された鶏卵のことを指す場合が多いです。「玉子丼」「玉子焼き」など、加熱した卵を使った料理の名前には「玉子」という漢字を使います。しかし、生卵の場合はその限りではありません。

「卵かけごはん」は、生卵なので「卵」という漢字で表記されます。

「コロンブスの卵」って何?

「コロンブスの卵」という言葉を聞いたことはありますか?コロンブスは、ヨーロッパで初めてアメリカ海域に辿り着いた人物です。コロンブスには、新大陸を発見したという功績があります。コロンブスは、一人の男に「大陸を発見することなど簡単だ」と非難されました。

それを聞いたコロンブスは、周囲の人々に「テーブルの上に卵を立ててみろ」と言います。当然卵はテーブルの上で転がってしまい、立てることは困難です。誰にもできないことを確認したコロンブスは、卵の先端をテーブルに打ち付けます。

コロンブスだけが、テーブルの上で卵を立てることに成功しました。コロンブスは「誰かが成功した後に理解するのは簡単だが、最初に思いつき行動することは困難」ということを説いたのです。このエピソードは、現代にも語り継がれています。

「コロンブスの卵」は「簡単そうに見えて誰もが思いつかないこと」「誰もが気が付けるわけではない盲点」という意味です。説得力がありますね。

かとう

卵には生き物や食以外にも面白い豆知識がありますね!

さいごに

以上、卵の豆知識を紹介しました。卵は、私たち人間に必要な栄養素が豊富な食品です。何も知らずに捨ててしまいそうな「カラザ」にも、重要な栄養素が含まれています。卵を食べられるのは、毎日産卵をしてくれるニワトリのおかげです。

卵にまつわる逸話「コロンブスの卵」は、現代の人々に必要な教訓でもあります。何か思い付き、始めることは非常に難しいのです。卵の豆知識にも、まだ発見されていないものがあるかもしれないですね。

卵の研究をして、現代のコロンブスになるのも面白いかもしれません。皆さんも、卵の豆知識について調べてみてください。

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かとう
趣味はガジェット集め。ガジェットを中心とした読者のお役に立てる記事を日々執筆。当サイトのイラスト全般も担当している。