近年、スマートフォンの普及により、ガラケーを使っている人の割合が減ってきています。スマートフォンによって生活が便利になったり、連絡が取りやすくなったりと、メリットは多いのではないでしょうか?そんな中、ガラケーに戻したい…と考える人も少なくはないようです。
「え?なんでせっかく便利になったのに、わざわざ不便にしたいの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、不便なだけに思えるガラケーのメリットは意外と多いです。今回は、そんなガラケーのメリットと、デメリットをいくつか紹介します。
今回の記事では、意外と知らないガラケーの正式名称や、その由来についても紹介しています。ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ガラケーってどんな携帯?
ガラケーは『ガラパゴス携帯』の略称です。名前の由来は『ガラパゴス諸島』からきています。ガラパゴス諸島に住む、島の環境にだけ適応した進化をとげた生物たちと、独自の通信方式で日本ユーザーのためだけに進化した日本の携帯電話が、同じ状況だったためこの名前が付きました。
便利で多機能に進化していったガラケーは、10年以上愛されていました。そんなガラケーは、2017年で生産終了することが発表されました。今ではAndroidが搭載された、ガラケーに形がそっくりのガラホのみ契約が可能です。
ガラケーのメリット
現代病 ネット依存を防ぐことができる
ガラケーは、電話やメールなどの基本的な機能を主に使用することが多いです。スマートフォンのようにインターネットを長時間使うことには適していません。ですから、現代病として問題になっている『インターネット依存症』になることを防げます。
また、ガラケーに戻したいと考える人は、スマートフォンによるコミュニケーションがストレスの要因になっているかもしれません。情報があふれていて便利なインターネットも、いつでも見られるが故にストレスになってしまうことがあります。
眼精疲労や肩こりが減る
スマートフォンで、インターネットブラウザやSNSアプリを使用する時間は長くなりがちですよね。集中しすぎるあまり同じ体勢のままで過ごしてしまうことも多いのではないでしょうか?長時間同じ体勢で過ごすことは、眼精疲労や肩こりの原因になります。
ガラケーは、長時間集中して同じ画面を見続けるようなことが少ないため、このようなリスクを避けることができます。
バッテリーが長持ち 交換も可能
ガラケーはスマートフォンと比べて、充電のもちが長いのが特徴です。スマートフォンだと、頻繁に充電することは当たり前かもしれません。ガラケーの場合、一回で二日以上持つことも珍しくはありません。
近年スマートフォンには、バッテリーの交換ができない機種が増えています。バッテリーが膨張や故障してしまったとき、スマートフォンは機種変更をする必要があります。ガラケーは、ふたを外すとバッテリーが交換できるので、同じ機種を長く使うことができます。
使用料金が安い
スマートフォンを便利に使用するには、データ通信量を支払う必要があります。ガラケーは、基本料と通話のプランのみで使用することができるので、スマートフォンと比較して維持費が安いです。スマートフォンに変えてから、料金が倍以上になって驚いている人もいるのではないでしょうか。
生活に必要な固定費が少なくて済むことも、ガラケーのメリットの一つといえます。
ガラケーのデメリット
LINEなどの、トークアプリの使用ができない
今やだれもが使っているともいえるトークアプリ『LINE』は、ガラケーでの使用はできません。『LINE』は家族や友人以外に、職場での連絡にも使われるようになりました。ガラケーを使っている人は、周りの人に電話やメールで連絡をしてもらう必要があります。
地図、カレンダー、ゲーム、ツールやアプリが不便に
スマートフォンでは、ゲーム以外にも地図、カレンダーなど、便利なアプリをたくさん利用することができます。これらに似たツールはガラケーにもプリインストールされていますが、機能の多さや利便性でスマートフォンのアプリには劣っています。
ディスプレイが小さく見づらいと感じる人も…
ガラケーのディスプレイは、スマートフォンと比較すると小さいです。文字を大きくすることもできますが、かえってその表示が見づらく感じることもあります。写真を表示したときも、被写体のイメージが大きく変わってしまうことがあります。
見づらく感じることもあるディスプレイは、ガラケーのデメリットの一つと言えます。
さいごに
今回は、ガラケーのメリットとデメリットをいくつか紹介しました。スマートフォンが主流になった今だからこそ、見えてくるガラケーのメリットもあるのではないかと思います。スマートフォンは機能やアプリが豊富で便利ですが、やはり筆者も時折ガラケーが恋しくなります。
少しの不便があるからこそ、楽しめたこともあるのではないでしょうか?以前までガラケーを使っていたという人は、当時を思い出してみるのも面白いかもしれませんね。