PCは、仕事や私生活のさまざまな場面で活躍しています。スマホが普及してインターネットが手軽なものになった現代でも、PCにしかできないことは多いです。そんなPCの操作に欠かせない道具の1つ、マウスの名前の由来を知っていますか?
私たちが普段使用しているマウスには、少し面白い名前の由来があります。ここまで読んで、「マウスってことはもしかしてネズミが由来?」「そもそもマウスっていつからあるの?」と思った方もいるのではないでしょうか?
この記事ではマウスの名前の由来やちょっとした雑学、種類などを紹介します。マウスの移動距離単位の名前「ミッキー」の由来についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
マウスの名前の由来は?
マウスの名前の由来
マウスは、1967年にアメリカのエンゲルバート氏によって作られた道具です。当時のマウスは今のように無線の物は無く、有線のマウスでした。
初代のマウスのケーブルは前方ではなく後方についていて、その形がまるでネズミのように見えることから「マウス」と呼ばれるようになったそうです。本当に名前の由来がネズミだったとはびっくりですよね!
世界初のマウスを作ったエンゲルバート氏も、この「マウス」という呼び名が正式な名称になるとは思っていなかったそうですよ!
世界初のマウスってどんなもの?
初代のマウスは木でできていました。箱型のミニカーのような構造で、車輪が縦横を感知してカーソルを動かす仕組みです。その上、ボタンは一つだけしかついていなかったため、最近のマウスとは見た目も大きく違ったことがわかります。
厚みのある四角い箱型のフォルムは、手にはフィットしそうにないです。進化した今のマウスを見ると、手に馴染むようなフォルムに改良されていることがわかります。
ダグラス・エンゲルバート
エンゲルバート氏は、マウスの他にも、GUI、ハイパーリンクなどの現代社会でも欠かせない技術を生み出しました。サンフランシスコの講演で「伝説のデモ(すべてのデモの母)」と呼ばれるデモを行ったことで有名な人物です。
調べたところ、木製のマウス自体は今も存在します。しかし、箱型ではなくスマートなデザインでした。話が逸れますが、マグカップを持つ手の形でその人に合うマウスの厚さがわかると言っている人がいました!
マウスの種類
マウスにはいくつか種類があり、皆さんも自分に合ったものを選んで使っているのではないでしょうか?ここでは、大まかなマウスの種類を3つ紹介します。
有線マウス
USBポートにケーブルを差し込むことで使用できる有線のマウスです。無線マウスは電池が切れると交換が必要ですが、有線マウスにはその必要がありません。タイムラグが発生することがないことも強みです。
無線マウス
無線マウスには、USBポートにレシーバーを差し込むタイプとBluetoothで接続するタイプがあります。コードレスで、有線マウスとは違い自由に広範囲で操作できることが無線マウスを使用するメリットです。
多ボタンマウス
名前の通りたくさんのボタンが付いたマウスです。ボタンに機能を割り当てることで作業の効率を上げることができます。コピー、ペーストを頻繁に使用するデータ入力などの作業では非常に重宝します。
それぞれメリットがあるので、用途に合ったものを使用するといいですね!
マウスの移動距離の単位は「ミッキー」
マウスの移動距離には単位があり、その名前は「ミッキー」と言います。なんだか有名なキャラクターみたいな名前ですよね!では、どうしてマウスの移動距離単位は「ミッキー」なのでしょうか?
どうしてミッキーなの?
マウスの移動距離単位「ミッキー」は、実は本当にディズニーキャラクターのミッキーマウスが由来だったのです。「マウス」の距離単位であることから、「ミッキー」という名前になりました。
はじめはジョークのつもりだったようですが、正式な名称になったということです。
1ミッキーは何センチ?
ミッキーは、センチで言うとどのくらいになるのでしょうか?1ミッキーは0.25㎜なので、センチで言うと0.025㎝です。こう聞くと「ミッキー」は、本当にちゃんとしたマウスの移動距離単位だということがわかりますね!
キャラクターの名前が単位の名前になるって面白いですよね!私たちが普段使っているマウスには、意外なジョークが隠されていました!
さいごに
以上、マウスとマウスの移動距離単位の名前の由来や、種類について解説しました。「マウス」は形がネズミに見えたことから付けられた名前で、マウスの移動距離単位のミッキーもネズミのキャラクターが由来だったとは驚きですよね。
パソコンを使用する現場では欠かせないマウスには、紹介したものの他にもさまざまな種類があります。これからも、新しく進化したものが登場していくのではないかと思うと少し楽しみに思えます。面白いので、マウスの歴史についてもぜひ調べてみて下さい!