みなさんに伺います。みなさんがお住まいの都道府県や出身地にはどんな地域の特性や名物がありますか?日本には「伝統」という言葉があります。「伝統」とは古くから現代に受け継がれている習慣・技術などのことをいいます。
それは日本全国各地に存在しており、みなさんがお住まいの都道府県や出身地にも何かしらの「伝統」が存在しているのではないでしょうか?ではみなさん「伝統工芸品」という言葉を耳にしたことはありませんか?似たような言葉で「伝統的工芸品」という言葉もあります。その違いは何でしょうか?
この記事では「伝統工芸品」と「伝統的工芸品」の違いをご紹介します。最後にはインターネットで購入できるオススメの「伝統工芸品」と「伝統的工芸品」もご紹介しています。
目次
伝統工芸品とは

伝統工芸品とは日本で受け継がれている技術や、素材を使用した日常で使用できるもののことをさします。「扇子」「こけし」「筆」「ひな人形・五月人形」などが代表的な伝統工芸品です。
伝統的工芸品とは

伝統的工芸品とは「伝統的工芸品に関する法律」に指定されており、さらに経済産業大臣が認定した伝統工芸品のことをいいます。「伝統的工芸品に関する法律」は昭和49年に制定されました。「熊野筆」「美濃焼」「大館曲げわっぱ」などが代表的な伝統的工芸品になります。
「伝統工芸品と伝統的工芸品の違い」と「伝統的工芸品に関する法律」についてこれから詳しくお話しします。
伝統工芸品と伝統的工芸品の違い

伝統的工芸品は伝統工芸品の中でも「法律で指定されていること」「経済産業大臣が認定していること」という決まりがあります。それが伝統工芸品と伝統的工芸品の違いになります。
伝統的工芸品は法律で指定されたもの
上記でお話ししましたが、伝統的工芸品は法律で指定されたものになります。「伝統的工芸品に関する法律」は以下の条件に基づいていなければなりません。
- 主として日常生活の用に供されるものであること。
- その製造過程の主要部分が手工業的であること。
- 伝統的な技術又は技法により製造されるものであること。
- 伝統的に使用されてきた原材料が主たる原材料として用いられ、製造されるものであること。
- 一定の地域において少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事しているものであること。
になります。(経済産業省HP引用 )
伝統的工芸品にはシンボルマークがあります。
伝統文化とは

上記でご紹介した伝統工芸品と伝統的工芸品以外にも日本ならではの伝統があります。伝統文化とは世代を超えて受け継がれている日本の文化のことをいいます。代表的なものを5つご紹介します。
- 初詣
- 華道・茶道
- お中元・お歳暮
- 七五三
- ひな祭り・端午の節句
です。
伝統工芸品や伝統的工芸品も伝統文化の中に入ります。
インターネットで購入できる伝統工芸品と伝統的工芸品

インターネットで購入できる伝統工芸品と伝統的工芸品、合わせて5つご紹介します。
岩鋳 Iwachu 鉄瓶 7型アラレ IH対応 黒焼付(釜焼) 0.9L 南部鉄器 11720
南部鉄器とは岩手県で製造されている伝統的工芸品のことです。鉄瓶と呼ばれる鉄製のお湯を沸かす容器です。鉄製でできているため、この商品で白湯を沸かすことで鉄分補給にもなります。
野沢民芸 会津張り子 赤べこ1号
赤べことは福島県会津地方の郷土おもちゃのことです。「幸運の牛」とよばれおり、疫病除けや魔除けの縁起物として知られています。この商品は小さい1号から大きい8号まで大小さまざまな大きさの物があります。
桐箱入り 伝統工芸 有田焼 陶芸家 藤井錦彩 窯変金彩湯呑みペアセット|贈答品|ギフト|プレゼント|記念品
有田焼とは佐賀県有田町を中心に作られている陶器のことです。この商品は湯飲みのペアセットなので、結婚のお祝いや両親へのプレゼントとしてピッタリです。
【伊賀くみひも】 ハットクリップ(絹100%) 伝統工芸品 日本製 正絹 シルク 多色選択可 和装小物 伝統的工芸品
伊賀くみひもとは三重県の伝統的工芸品のことです。和装小物として使用したり、帽子クリップとして使用したりと用途はさまざまです。色の種類も豊富なのでお好きな色を選んでみてはいかがでしょうか?
種子島本種 池浪刃物製作l所 黒打ち万能包丁中 鹿児島県指定伝統的工芸品 魚・肉さばき
鹿児島県の伝統的工芸品の商品です。切れ味が良く、魚をさばくことに適しています。女性でも使いやすいのがこの商品の特徴です。
まとめ
いかがでしたか?伝統工芸品と伝統的工芸品の違いをご理解いただけましたか?経済産業大臣が指定している伝統的工芸品は240品目にも上ります。みなさんのお住まいの都道府県や出身地にも伝統工芸品や伝統的工芸品が何かしら必ずあります。
日本の古くから受け継がれている物です。伝統工芸体験もできる施設も全国各地にあります。ぜひ、日本の伝統工芸を体験してみては?この記事を読んで日本の伝統工芸品に興味を持っていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。