私たちが普段持ち歩いているものと言えば、何を思い浮かべるでしょうか?財布や鍵はもちろんのこと、だいたいの人は携帯電話と答えると思います。家族や友人との連絡はもちろん、社会人ならば仕事の関係上さまざまな人と連絡を取らなければいけません。連絡だけでなく、もはや携帯電話は現代を生き抜く上で必須と言えるでしょう。
そんな携帯電話ですが、電話機能を使用するためには携帯会社と契約を結ばなければいけません。日本国内の携帯会社といえばau、SoftBank、DoCoMoの三社ですが、その名前の由来についてはご存じでしょうか?今回の記事では、国内大手携帯キャリア三社の名前の由来について解説していきます。
各キャリアの名前の由来
国内大手携帯キャリア三社であるau、SoftBank、DoCoMoですが、そのブランド名の背景にはさまざまな歴史や意味存在します。1つ1つ見ていきましょう。
au
au(エーユー)の名前の由来は「英雄(えいゆう)」…ではなく、「会う」または「合う」から来ています。つまりローマ字読みですね。携帯電話を通して人やモノと出会い、その出会いを通じて、価値を集い合う世界の実現をスローガンとして「au」の2文字で表現したものとなります。
また「access to u(you)」(あなたとつながる)という意味もあります。ちなみにauというブランド名は、2001年10月株式会社auがKDDI株式会社に吸収合併された影響で2012年1月まで「au by KDDI」となっていました。
SoftBank
Softbank(ソフトバンク)の名前の由来はシンプルで「ソフトウェアの銀行」というそのままの意味です。社会のインフラ(経済活動の基盤)となる存在に成るという意味を込めて「バンク」という言葉が選ばれました。実はSoftbankという携帯ブランドが日本で誕生するまでにさまざまな合併と名称の変更を繰り返しています。
元々は日本テレコムという会社から生まれたJ-PHONE(ジェイフォン)とブランドから始まりました。その後2002年にイギリスの携帯電話会社ボーダフォンの買収によってVodafoneという名前になり、2006年にソフトバンクグループの買収によってSoftbankという名前になりました。
ちなみにJ-PHONEの由来は「J」APANのPHONE(電話)というそのままの意味で、Vodafoneは「Vo」ice(声)と「da」ta(データ)とfone(Phoneの造語)を合わせたものです。
DoCoMo
DoCoMo(ドコモ)という名前の由来は「Do Communication with a Mobile phone」という企業メッセージの頭文字を取ったものです。これは「電話で積極的にコミュニケーションをしよう」という意味を持っています。
また「どこでも」という言葉を連想するような名前になっています。しっかりとしたスローガンと、どこでも使えることが魅力な携帯電話を打ち出したワードチョイスが素晴らしいですね。また2021年7月に「あなたと世界を変えていく」という新たなブランドスローガンが決められました。
どの会社もひとひねり加えられた良い名前ですね!
スマホのルーツ!iPhoneについての豆知識
このように携帯3大キャリアの由来をお伝えしてきましたが、3大キャリアにとって欠かせない存在なのがiPhoneです。毎年のように新機種が発売されていますが、この項目ではすべてのスマートフォンのルーツであるともいえるiPhoneの豆知識について軽く触れていきます。
初代iPhoneの誕生と技術革新
iPhoneは2007年1月9日に発表され、アメリカ合衆国で販売開始されました。スマートフォンの誕生によって、世界の携帯事情は大きく変化しました。iPhoneは従来の携帯電話を過去のものにしたと言っても過言ではないでしょう。そんなスマートフォンですが、従来の携帯電話(フィーチャーフォン)と大きく違った点は大きく分けて3つあります。
- 9個の数字ボタンが無くなったことによって、画面が大きくなったこと
- 携帯電話自体の性能が向上したことにより、さまざまなアプリケーションを使えるようになったこと
- タッチ操作が可能になったこと
以上の3点が挙げられます。特にタッチ操作に関しては革新的でした。今までのタッチ操作では「指で触れた位置のボタンを押す」程度のアクションしかできませんでしたが、指の動かし方や本数によって多彩なアクションができるようになりました。
日本で初めて販売されたiPhoneは「二代目」?
ちなみに日本で初めて販売されたiPhoneは「iPhone 3G」という名前でいわゆる「二代目iPhone」です。というのも「初代iPhone」は通信方式の関係で日本では使用できず、販売もされていなかったからです。
もうガラケーには戻れませんね!
まとめ
au、SoftBank、DoCoMoの名前の由来について紹介しました。いかがでしたでしょうか?携帯電話が登場してから、大手企業から小規模な企業までさまざまな会社がさまざまなサービスや独自の料金プランを展開し、その規模は膨れ上がってきました。
携帯のカメラの画質の向上といった機能のアップグレードや、逆に機能を削って最低限の機能しか持たせず、料金を格安にするなどうまく差別化を行っています。今回紹介した名前の由来だけでなく、そういった各社のサービスを調べてみるのも良いかもしれません。
差別化している点を比較してみることで、お得なサービスや自分に合った料金プランを発見することができるかもしれませんよ?ぜひやってみてください!