今日はアパレル業界で使う専門用語をご紹介したいと思います。アパレル店員に憧れている方は多いでしょう。わたしもそのうちの1人でした。わたしはショッピングモール、百貨店、ファッションビル、セレクトショップ、外資系のショップでの販売経験があります。
この経験を活かして今日は詳しく、分かりやすくアパレル業界の専門用語をご紹介していきます!これからアパレル業界で働く、働きたい!と思っている方には必見の記事です。
また、試着をした後に「お疲れ様でした」と声をかけられた経験はありませんか?これはなぜなのでしょう?この「お疲れ様でした」についても解説しておりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
アイテムを表す記号
アパレル店員であれば覚えておきたい、商品を表す記号をご紹介します。
CS
CSとはカットソー(CUT SEW)のことを表します。カットソーとは「編んだ生地を切って縫ったもの」を指します。Tシャツのことやポロシャツ、スウェットもこの定義に当てはまります。かなり幅の広いアイテムを指す言葉です。
SH
SHはシャツ(SHIRT)のことを表します。
BL
BLはブラウス(BLOUSE)のことを表します。シャツとブラウスの違いはメンズのものは「シャツ」。レディースのものを「ブラウス」と呼びます。もちろん全てのレディースのシャツをブラウスと呼ぶわけではありません。カジュアルなものをシャツ、キレイめなデザインのものをブラウスと呼ぶことが多いです。
KT(KNT)
KTはニット(KNIT)のことを表します。
OP
OPはワンピース(ONE PIECE)のことを表します。
SK
SKはスカート(SKIRT)のことを表します。
PT(PNT)
PTはパンツ(PANTS)のことを表します。
ACC
ACCはアクセサリー(ACCESSORY)を表します。
上半身に着るものを総称して「トップス(TOPS)」。下半身に履くものを総称して「ボトムス(BOTTOMS)」といいます。
業界用語
ここからはアパレル業界で使う専門用語をご紹介していきます。
キャッシャー
キャッシャーとはレジのことやレジを担当する人のことをいいます。また、キャッシャーではなく「キャッシュ」と呼ぶ店舗やブランドもあります。
ボディ(トルソー)
マネキンのことをボディ、トルソーと呼びます。また、全身のマネキンのことをボディ、胴体部分のみのマネキンのことをトルソーと呼ぶブランドもあります。
今では「マネキン」ではなく、「ボディ」や「トルソー」と呼んでいる方も多いかもしれませんね。
パッキン
段ボールのことを「パッキン」といいます。こちらも良く使う言葉ですので、ぜひ覚えておきたい言葉の1つです。
ショッパー
今では浸透してきた言葉の1つ「ショッパー」。商品を購入した時に、商品を入れる袋のことです。ブランド側からすると広告にもなるので大事なアイテムのうちの1つです。期間限定ショッパーなどが登場する時もあります。
B品
いわゆるB級品のことを「B品」といいます。キズや汚れがあるもののことです。わたしが勤めていたブランドではB品を月に1度、まとめて本社に送る日がありました。そして、本社で集まったB品は商品を製造している工場へと返送されます。
プロパー
定価の商品のことを「プロパー」といいます。プロパーの反対の言葉が「セール」です。
ちなみにわたしが勤めていたブランドではプロパー商品のみ着用が許されていました。逆にいえばセール品を着て店舗に立つことは禁止でした。
マークダウン
セールの言い方を変えたものが「マークダウン」。商品を値下げすることをマークダウンといいます。一定期間だけ商品の値段が下がることもマークダウンに含まれます。
ハンギング
商品をハンガーにかけることを「ハンギング」といいます。
客注
お客様の欲しい商品が他店にあった場合に、取り寄せることを客注といいます。
館(やかた)
百貨店のテナントに入っている店舗であれば、館は百貨店のことを指します。テナントがどこに入っているかで「館」を指す場所は変わります。
上代
定価のことを上代といいます。
下代
仕入れ値のことを下代といいます。
社販
社員販売の略で、従販とも呼ばれることもあります。「社販でこの服、買います」と使います。
セレクトショップでは社販は30%オフ、直営店舗では50%オフでした。
品番
商品ごとに決められた商品番号のことです。商品に付けられたタグに載っていて、カラー番号やサイズなどによって番号が変わります。
休憩やお手洗いに行く時は?
1番
お昼休憩に行く時が1番です。
2番
午後休憩に行く時が2番です。
3番
お手洗いに行く時が3番です。
ブランドや店舗によって数字は変わります。ちなみにごみ捨ては5番でした。
なぜ試着をした後「お疲れ様でした」なの?
この「お疲れ様でした」には「試着をしてくださってありがとうございます。」という気持ちからです。また、接客を担当していた店員が他のお客様にも声をかけていた場合。試着室からお客様が出てきたことに気付いてもらうため「お疲れ様でした」と声をかけるのです。
わたしは「お疲れ様でした」がありきたりだと感じていたので、「ご試着ありがとうございました。」と声をかけていました。
まとめ
アパレル業界の専門用語はいかがでしたか?これからアパレル店員を目指したい!という方にも必見の記事でした。面白いと感じた専門用語はありましたか?わたしはプロパー、パッキン、ショッパーの響きが良くて好きです。
アパレル店員も大変なことが多いお仕事ですが、楽しかった記憶しかありません。やってみたい!と思っている方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。お正月のセールはお祭り気分でとても楽しいですよ!