みなさんお祭りは好きですか?お神輿(みこし)をかついだり、屋台を楽しんだり楽しみ方はそれぞれですよね。日本にも面白くて楽しいお祭りはたくさんありますが、世界にも面白いお祭りがたくさんあります。
参加してみたいのはスペインのトマト投げ祭り「ラ・トマティーナ」。トマトを投げ合うのですが一体どんなお祭りなのでしょう?また、ピクサーの映画「塔の上のラプンツェル」でモデルになっているといわれているお祭り「コムローイ」。
タイのチェンマイで行われているお祭りなのですが、夜空がランタンでぱっと明るくなる幻想的なお祭りです。なかなか海外に行けない方も行った気分になれるような内容になっています。ぜひ楽しんでくださいね。
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台湾のランタンフェスティバル
旧正月から15日後の満月の日の元宵節(げんしょうせつ)のお祝いです。爆竹や花火を打ち上げて邪気を払ったのが起源。1990年になると、それぞれのお寺などがランタンを1か所に集めてイベントを行うようになります。
それが拡大していきランタンフェスティバルになりました。毎年その年の干支をテーマにランタンが作られます。イベントではランタンのパレードだけでなく、音楽を使った花火のショーや伝統的な踊りも披露されます。
なんと1000万人がイベントにやってくるといいます!
ブラジル・リオデジャネイロのカーニバル
2月~3月初旬に行われるカーニバルは毎年100万人近い観光客が世界中からやってくる世界三大カーニバルの1つ。カーニバルのメインイベントは4日間かけて行われるパレード。審査員によって採点されます。
なんと優勝したチームには賞金1000万レアル(約4億円)が贈られるのです。各チーム気合いが入る金額ですね。そして会場では約300人の打楽器隊と、プシャドールという歌い手が会場を爆音で盛り上げます。
ちなみにパレードは21時にスタートし、朝の4時に終わるのですが、だいたい7時ごろまで続くといいます。見ている方も体力勝負ですね!
イタリアのベネチアカーニバル
2月~3月までの間の2週間行われる、世界三大カーニバルの1つ。世界最大の仮面舞踏会で、世界中から300万人が訪れるお祭りです。カーニバルの始まりは1162年にベネチア共和国がアクイレイアとの争いに勝ったことを祝ったのが始まり。
仮面を着用しているのは、当時あった身分の階級を気にせずにカーニバルを楽しむためです。このカーニバルは仮面以外に衣装もとてもステキで、ドレスや貴族の衣装を着て楽しみます。仮装はフル装備の方だけでなく、顔にペイントだけする方や、仮面だけを着用する方もいます。
ただしオフィシャルの舞踏会やティーパーティー、ディナーなどはドレスコードがあるため、仮面だけなどの軽い仮装では参加することができません。イベントを全力で楽しむのであればフル装備で仮装をしましょう!現地で衣装などのレンタルができるのですが、10万ほどかかることも…。でも、きっと値段に負けない経験ができることでしょう。
最終日には花火も打ちあがります。また、仮装した人たちが船に乗って水上パレードを行うことも!
タヒチのヘイヴァ・イ・タヒチ
ヘイヴァとはタヒチ語で「お祭り」や「演技」を意味する言葉です。毎年6月末~7月に行われるタヒチ最大のお祭り。メインのイベントはタヒチアンダンスと歌のコンテスト!
タヒチアンダンスは、フラダンスの原型ともいわれて日本でも人気のダンスです。大きなチームになると約200人で構成されています。このお祭りではタヒチアンダンスだけでなく、レスリングややり投げなどのスポーツ大会も行われます。
約1か月も続くお祭りです。ヘイヴァ・イ・タヒチのタヒチアンダンスでは毎年、日本代表の女性や男性も出場しているのですよ。
スペインのラ・トマティーナ
トマトを投げ合うお祭り「ラ・トマティーナ」。なんと約100トンのトマトを使用します。ラ・トマティーナの始まりは屋台の前でケンカが始まり、店にあったトマトを相手に投げつけたことからはじまったといいます。8月の最終水曜日のみ行われるお祭り。前夜祭ではイルミネーションや移動遊園地がやってきます。
以前は参加費無料でしたが、現在では1人10ユーロで参加できます。ラ・トマティーナが始まる前の9時~10時ごろに「パロ・ハボン」というイベントが開かれます。石鹸を塗った長い棒の先に生ハムを1本くっつけ、その棒にのぼってハムを取り合います。石鹸ですべり、棒も長いうえ放水で行動がジャマされてしまうのです。
誰もハムを取れずに終わることも珍しくありません。そしてメインのトマト投げは11時ごろに開始!役場による合図でトマトを積んだトラックが登場します。合図から1時間ほどトマトの投げ合いをします。手加減ナシで投げるトマトは当たると意外と痛いので注意しましょう。
タイ・チェンマイのコムローイ
11月上旬~下旬に行われるコムローイは、水の精霊に感謝をするお祭り。願いを込めたランタンを夜空に飛ばします。お祭りはタイの全土で行われますが、特に有名なのがチェンマイ。ランタンの数の多さはトップで、観光客も毎年増えているといいます。
ピクサーの「塔の上のラプンツェル」でもランタンを夜空に飛ばすシーンがありますが、タイのコムローイがモデルになっているといいます。とてもきれいなシーンでストーリーも面白いのでぜひ見てみてくださいね。そしてランタンが無事に打ちあがると、悪いことや厄も消えるといわれているのです。
メキシコの死者の日
10月31日~11月2日に行われる死者の日は、日本でいう「お盆」です。無形文化遺産に登録されており、ピクサーの「リメンバー・ミー」の題材にもなっています。11月1日は子供の、11月2日は大人の魂が戻ってくるといわれています。
日本のお盆のようなしんみりしたものではなく、カラフルなガイコツが街にあふれます!そして、死者の日の花であるオレンジ色のマリーゴールドが街を飾るのです。また、男性、女性関係なくガイコツの仮装をして楽しみます。
最も盛り上がるメキシコシティでは、パレードも行われます。お墓ではマリーゴールドなどの花を使ってデコレーションをするのですが、お墓で家族が一晩過ごしたり、食事をしたりして過ごすのです。音楽を演奏して過ごすこともあるのですが、メキシコらしいですよね。
まとめ
世界の面白いお祭りについてはいかがでしたか?外出するのもためらう時期ですが「行ってみたい!」と思うお祭りばかりでした。特にトマトを投げ合うラ・トマティーナはとても行ってみたいし、参加したいと思いました。大人が全力で楽しめるお祭りっていいですよね。来年はコロナが無くなって気軽にお祭りに参加できますように!