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血液型と占いに関する真実と豆知識をご紹介!【意外と知らない】

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みなさんは血液型に対してどのくらい興味をお持ちでしょうか?「A・B・O・AB」と4つありますよね。そもそもなぜ4つなのでしょうか?加えて「Rh+」や「Rh-」と分けられることもあるかと思います。

また、血液型占いは古くから日本で親しまれていますよね。毎朝、占いをみて「よし今日は良い日だ!」と思うことで、勉強や仕事に気合いが入る方もいるかと思います。実は、そんな血液型占いは日本が発祥ということをご存知でしょうか?

とある大学の教授が提唱したことによって日本に広まったのです。今回は血液型に関する豆知識と占いに関係する真実を少しご紹介致します!ぜひ、この記事を最後まで読んで頂いたら嬉しいです。

血液型の歴史

1900年にオーストラリア人の「ラントシュナイター」によって人の血液に関する研究がされ、現代で、いわゆる「ABO式血液型」の発見がされました。

血液型は大きく4つに別れます。「A型」「B型」「O型」「AB型」です。これらの赤血球に、それぞれの抗原があることが分かりました。A型にはA抗原、B型にはB抗原、O型にはO抗原、AB型にはAとBの両方の抗原があるのです。

しかし、A型、B型、と次の「C型」ではなく、なぜ、O型なのでしょうか?こちらにも理由があります。もともとC型はありましたが、このC型には抗原がAとBの両方の抗原をもっていないため「0(ゼロ)」と表記されておりました。その煩わしさから今の「O型」へ変わったのです。

ヤノ

ラントシュナイターはAB型以外の血液の発見(A型・B型・C型)で、1930年にノーベル物理学・医学賞を受賞しております。

日本発祥血液型占い

血液型占いは日本発祥というのはご存知でしょうか?1927年、現在の「お茶の水女子大学」の心理学教授によって提唱されました。

広まった背景には、おもにテレビやラジオ、雑誌などが活発だった頃、血液型に関する特集が組まれたことによって一気に広まりました。

  • A型は几帳面
  • B型はわがまま
  • O型はおおらか
  • AB型は二面性をもつ

など、一度は聞かれたことがあるかとおもいます。「○○さんは○○型っぽい」など、話が盛り上がることは確かなことです。また、「血液型説明書」という知る人ぞ知る本があります。そうして、血液型占いは一気に日本全国へ爆発的に広まって定着したのです。

血液型占いの真実

そんな血液型占い、実は、全く根拠のないものだとしたら、あなたは驚きますか?

実は、この血液型で性格が分かるという根拠は無いと、1933年に「日本法医学会」によって正式な否定がされているのです。1927年の研究はたった11人のみの検証で、統計に基づいたものではなかったのです。

現代でも2000年代に入って、研究がされており、「血液型と性格の因果関係を証明することはできない」とされています。ではなぜ、日本に定着したのでしょう?それは、以下の2つの要因が原因であるとされています。

①バーナム効果

バーナム効果とは、多くの人に当てはまることを言っているものに対して「これは、自分のことだ」と感じとる心理効果のことです。

例えば、「今、あなたは悩みがあるのでは?」に対し「自分の悩みをわかってくれた!」と信頼を寄せたりする心の動きのことをいいます。悩みは誰にでもあるものです。

②確証バイアス

確証バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報は無視しようとする心の動き、のことをいいます。同時に、自分にとって都合の良い情報を無意識に集めることです。

例えば、「Aさんは几帳面である」と占い師が言ったとします。するとAさんの几帳面の部分が記憶に残り、思い込みが強くなるのです。実はそうでない部分も人にはあるものです。

ヤノ

とはいえ、良い部分だけを取り入れることはとても良いことですよね!それだけで気分が上がりハッピーな日になるのであれば、ぜひ、占いを信じたいものですね!

血液型の割合

大きく4つに別れた血液型はいったいどのくらいの割合でいるのでしょうか?日本人の血液型の統計は「日本血液製剤協会」により発表されています。

  • A型 約40%
  • O型 約30%
  • B型 約20%
  • AB型 約10%

そして、もし、自分や家族、親戚、身の周りの人に、事故やケガなど輸血が必要なときに知っておきたい情報があります。それが「Rh+とRh-」です。自分がどっちであるかは分かっている場合が多いかと思います。周りの家族や親戚のことまでは、意外と把握していないこともあるでしょう。

Rhとは「アカゲザル(Rhesus monkey)」この抗原の有無よって分ける血液型抗原を略しています。Rh抗原は複雑で、Rhの抗原がある方がRh+で、抗原のない方がRh-です。Rh+が一般的に多いとされています。

日本人でRh-の人は約200人に1人いるといわれています。そして、AB型は2000人に1人の割合でごく少数とういうことが分かっています。

ヤノ

街でよく見かける、献血をしているところがありますよね?なぜ、献血を必要としていることが、ここであらためて分かりましたね。

海外の血液型占いの認識

日本では絶大な人気を誇る血液型占い、海外の認識はどうなのでしょうか?

海外での血液型占いはほとんど浸透していません。それには、血液型の割合が関係しているといわれています。ヨーロッパの方ではA型とO型がほとんどです。アジアではB型が多いといわれています。

ヤノ

そもそも、外国では自分の血液型を認識している人は少ないです。日本人からすると驚きですよね。

ヨーロッパ

O型 約43%

A型 約34%

B型 約8%

AB型 約5%

南アフリカ

O型 約40%

A型 約40%

B型 約10%

AB型 約5%

ブラジル

O型 約45%   

A型 約42%

B型 約10%

AB型 約3%

と割合にかたよりがありますね。世界で一番多い血液型はO型になります。日本人には血液型が均等に存在するので、ここにも広まった理由があるのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は血液型と占いに関する豆知識を少しご紹介しました。血液型占いは日本発祥で海外では浸透していないのは驚きですよね。また、その理由として日本人の血液型の割合が均等に存在することがわかりました。

血液型と性格に因果関係がないことも驚いたかと思います 。とはいえ、日本では血液型の話題で盛り上がることは確かなことです。アイスブレイクとしても使える話なので、筆者は日本人の良い文化とも思えます。ぜひ、ご参考になれば幸いです。

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ヤノ
趣味は漫画、映画鑑賞。ライブを見に行くことも楽しみの一つ。誰もが疑問に思うような雑学や豆知識を深掘りして紹介。