スポーツやコンサート会場で使用される場所が「ドーム」や「アリーナ」。では、二つの違いは何だと思われますか？「ドーム＝収容人数が多い」というイメージが世間では一般的です。それも違いの一つです。そのほかにも、建物の形の違いなどもあります。
この記事では「ドーム」「アリーナ」の「収容人数」「建物の形」「使われ方」など詳しい違いをご紹介します。日本には「ドーム」と呼ばれる建物と「アリーナ」と呼ばれる建物はいくつあるかご存じですか？そちらについても解説していきます。
この記事を読んで「なるほど！」「面白い！」と思っていただけたら嬉しいです。よろしければ、最後までご覧ください。「フェス」「ライブ」「コンサート」の違いについては以下の記事で詳しく説明しています。
ドームとアリーナの違い
ドームとアリーナの違いをご紹介します。大きな違いは上記で述べたように「収容人数」と「建物の形」です。収容人数に関してはステージの組み立て方によって異なる場合があります。これらのことから、一番の大きな違いは「建物の形」です。
これから「ドーム」「アリーナ」について詳しくご紹介します！
ドームとは
ドームとは半球形や、それに似た構造をしている屋根がある建物や物を指します。日本では一般的に野球で使われる「東京ドーム」や「バンテリンドーム ナゴヤ」などをいいます。
収容人数
ドームの収容人数は使われ方によって異なりますが、コンサート会場では5万人前後。野球場では4万人前後です。これは五大ドームと呼ばれる「札幌ドーム（北海道）」「東京ドーム（東京都）」「バンテリンドーム ナゴヤ（愛知県）」「京セラドーム大阪（大阪府）」「福岡PayPayドーム（福岡県）」の収容人数を表しています。
日本一ドームで収容人数が多いのは東京都にある「東京ドーム」です。コンサート時には5万5,000人、野球時には4万3,000人を収容できます。
建物の形
ドームの定義でもお話ししたように、ドームは半球形や、それに似た構造をしている屋根がある建物や物のことをいいます。分かりやすい建物が広島県にある「原爆ドーム」です。原爆ドームには丸い屋根があります。これをドームと呼ぶのです。
建物以外にも置物で定番の「スノードーム」も丸い形をしていることから、そう呼ばれています。
使われ方
ドームは野球以外に、大型イベントやコンサートで使われます。ドームに※本拠地を持つ野球球団が多いことから「ドーム＝野球」というのが世間でのイメージになりました。
※本拠地・・・球団が保有している球場のこと。
アリーナとは
アリーナのとは周囲を観客席で囲まれた建物のことを指します。アリーナは別名「屋内競技場」とも呼ばれることもあります。
収容人数
アリーナの収容人数は数千人から数万人と幅広いです。日本で最も収容できるアリーナは埼玉県にある「さいたまスーパーアリーナ」で、その収容人数は3万7,000人になります。
建物の形
ドームは丸い屋根をしていますが、アリーナはそうではありません。あくまでも周囲が観客席で囲まれている建物のことをいいます。これが、ドームとアリーナの一番大きな違いです。
使われ方
アリーナの主な使われ方は以下になります。
- バレーボール
- バスケットボール
- コンサート
アリーナは体育館を大きくした会場と覚えると分かりやすいです！
日本にあるドームの数
日本にあるドームの数をご紹介します。上記でお話しした五大ドームのほかに、日本ではドームと呼ばれる建物が26個あります。（2023年11月現在）この数はスポーツで使われているドームの数です。
札幌ドームは、現在野球場として使用されておりません。本拠地にしていた「北海道日本ハムファイターズ」が、新球場に移転したためです。
日本にあるアリーナの数
日本にあるアリーナの数をご紹介します。日本にはアリーナと呼ばれる会場が約100個あります。埼玉県にある「さいたまスーパーアリーナ」や神奈川県にある「横浜アリーナ」、大阪府にある「大阪城ホール」が代表的なアリーナです。
まとめ
いかがでしたか？「ドーム」と「アリーナ」の違いを理解いただけましたか？最後にスタジアムの違いもご紹介します。スタジアムとは「屋外競技場」のことをいいます。スタジアムの収容人数は4万人から7万人です。
「ドーム」「アリーナ」「スタジアム」の違いを簡潔にすると「ドームは屋根が丸い建物」「アリーナは体育館を大きくした屋内の建物」「スタジアムは屋外の競技場」です。これなら覚えやすいですよね。
この記事を読んで「理解できた！」「分かりやすかった！」「面白かった！」と思っていただけたら嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
