4年に1度開催されるアジアカップと、ワールドカップ予選。どちらも日本代表が激闘を繰り広げ、毎回たくさんのドラマがあります。この2つの大会はいつも別々で行われていますが、今回は兼任された大会なのをご存じでしょうか?そこでこの記事では、
- アジアカップとワールドカップ予選の違いって何?
- 今回の大会方式を詳しく知りたい
- 今年はテレビ中継があるの?
という内容を、サッカー日本代表を応援して20年の私が徹底解説します。この記事を読めば、6月から始まるアジアカップとワールドカップのアジア予選を兼ねた大会の方式がよく分かります。
あまり詳しくない方のためにも分かりやすく書いたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
アジアカップとワールドカップ予選の違い

結論から言うと、
- アジアカップはアジアで1番強い国を決める大会
- ワールドカップ予選はワールドカップに出場するための大会
- どちらも4年に1回開催される
ということです。まずは、アジアカップとワールドカップ予選の具体的な違いについて、詳しく見ていきましょう。
アジアカップとは
アジアカップは4年に1度、アジアで1番強い国を決める大会です。24ヵ国が参加し、グループリーグと決勝トーナメントを行って優勝国を決めます。日本はアジアカップの常連国であり、過去に何度も優勝しました。これまでの日本代表の成績は以下の通りです。
- 1988年 グループリーグ敗退(カタール)
- 1992年 優勝(日本)
- 1996年 ベスト8(UAE)
- 2000年 優勝(レバノン)
- 2004年 優勝(中国)
- 2007年 4位(インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム)
- 2011年 優勝(カタール)
- 2015年 ベスト8(オーストラリア)
- 2019年 準優勝(UAE)
- 2024年 ベスト8(カタール)
※()内は開催国
日本は過去に4回の優勝経験があります。また、2004年の中国大会でのレバノン相手に壮絶なPK戦勝利。2011年は決勝でオーストラリア相手に李選手の芸術ボレーなど、たくさんの名シーンが生まれました。
アジアカップ自体は1956年から開催されていますが、1984年まで日本代表は不参加でした。
ワールドカップ予選とは
ワールドカップ予選は、ワールドカップに出場するためにアジア圏内で行われる予選のことです。2026年に開催されるワールドカップのアジア予選は46ヵ国が参加して、8ヵ国、もしくは9ヵ国がワールドカップに出場できます。
2024年5月現在、日本はすでに4試合を終了しており、未だ負けなしの首位。この4試合の成績は以下を参考にしてください
- 2023年11月17日 日本 対 ミャンマー 5-0で日本が勝利
- 2023年11月22日 シリア 対 日本 0-5で日本が勝利
※テレビ中継は無し
- 2024年3月21日 日本 対 北朝鮮 1-0で日本が勝利
- 2024年3月27日 北朝鮮 対 日本 北朝鮮が辞退したため、日本の不戦勝
そして、2024年6月6日にミャンマー戦、6月11日にシリア戦を控えています。ここまで4戦全勝、14得点を挙げて未だ無失点の日本代表。圧倒的な強さを保持して、残りの予選に挑みます。
3月27日に行われるはずだった北朝鮮戦は、北朝鮮が辞退したため、日本代表の不戦勝となりました。この場合、サッカーのルールでは日本が3-0で勝ったことになります。
アジアカップとワールドカップの予選を兼ねた大会
今年も前回と同様に、アジアカップとワールドカップの予選を兼ねた大会となります。昔はそれぞれ別々の大会でした。しかし、前回大会からワールドカップ予選の結果が、アジアカップの出場も兼ねた大会方式に変わっています。
ワールドカップの予選で最終予選に進むと、2027年サウジアラビアで行われる、アジアカップの出場権も獲得するというわけです。すでにワールドカップ予選で、最終予選進出を決めている日本は、2027年のアジアカップの出場も決定しています。2024年5月現在、アジアカップに出場が決定している国は以下の通りです。
- サウジアラビア(開催国)
- カタール
- イラン
- ウズベキスタン
- イラク
- アラブ首長国連邦
- オーストラリア
- 日本
少しややこしいルールにも聞こえますが、簡単に言えば、ワールドカップ予選で最終予選に進むと、アジアカップにも出られて一石二鳥!というわけです。
アジアカップとワールドカップ予選はテレビ中継される?

2024年6月からワールドカップのアジア予選、ミャンマー戦とシリア戦が行われます。重要な6月の連戦ですが、テレビ中継はあるのでしょうか?ここからは、今後の代表戦のテレビ中継について、詳しく見ていきましょう。
放送予定
6月の代表戦ですが、ミャンマー戦は日本テレビ系列、シリア戦はフジテレビ系列での中継が決まっています。
6月6日(木)ミャンマー戦 21時10分キックオフ 日本テレビ系列で全国中継
6月11日(火)シリア戦 19時10分キックオフ フジテレビ系列で全国中継
ミャンマー戦は、しばらく放送予定が未定でした。しかし、5月13日にようやく日本テレビ系列での生中継が決定しています。放映権の高騰から、ミャンマー戦はテレビ中継が無いと噂されていました。
心配されたミャンマー戦のテレビ中継も無事に決定。時間帯もゴールデンタイムなので、ぜひみんなで応援しましょう。
近年、サッカーを放送するための放映権が非常に高騰してきました。かつて、サッカーは地上波での生中継が当たり前でしたが、今ではネット配信に切り替わりつつあります。
9月以降の放送は未定
今年の9月にはワールドカップのアジア最終予選が始まりますが、放送予定に関しては未定です。最終予選に進出する国がまだ出揃っていないため、正確な日程も決まっていません。そのため、放送予定もすべて未定です。
- 9/2(月)~9/10(火) FIFAワールドカップ26 アジア最終予選
- 10/7(月)~10/15(火) FIFAワールドカップ26 アジア最終予選
- 11/11(月)~11/19(火) FIFAワールドカップ26 アジア最終予選
このように、大まかなスケジュールは発表されています。日本代表の試合がいつなのか、放送予定があるのかは、発表があるまで待ちましょう。
まとめ
この記事では、アジアカップとワールドカップ予選の違いと放送予定について、解説してきました。具体的には、
- アジアカップはアジアで1番強い国を決める国際大会
- ワールドカップ予選はワールドカップに出るための予選
- 2024年はワールドカップ予選で最終予選に進むと、アジアカップにも出場できる
- ミャンマー戦は日本テレビ、シリア戦はフジテレビで中継される
ということでした。6月といえば、日本代表の試合がたくさん見られる時期。時間帯も見やすい時間なので、熱い応援で日本代表の躍進に期待しましょう。
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