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岡本敏子が残した名言を紹介!愛情と信念にあふれた言葉に触れよう!

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あなたは岡本敏子という女性を知っていますか?岡本敏子は、芸術家・岡本太郎のパートナー(事実上の妻)であり、のちに養女となる人物 です。岡本太郎は、大阪の万博記念公園にあるモニュメント「太陽の塔」、東京の渋谷駅にある巨大壁画「明日の神話」などの作品で有名です。あなたも一度は映像等で観たことがあるのではないでしょうか?

この記事では、敏子が生前に残した心に響く名言を紹介します。敏子の人柄は、とても愛情深く、信念があり、人間味にあふれていました。太郎は敏子という存在があったからこそ、多くの素晴らしい作品を作り続けられたのではないでしょうか?

記事を読むことで、人を愛することの素晴らしさと信念を持って生きることの清々しさを感じることができます。

岡本敏子の名言:岡本敏子について

岡本敏子は1926年生まれ千葉県出身です。東京女子大学を卒業後、岡本太郎主宰のサロン「夜の会」で太郎と親しくなり、秘書・パートナーとなります。1996年に太郎が亡くなった後は、自宅・アトリエを改装した「岡本太郎記念館」の館長として来館者と交流を持つ日々を過ごしていました。

2003年9月、敏子に大きな出来事が訪れます。行方不明となっていた巨大壁画「明日の神話」が製作地メキシコで発見されたのです。敏子にとっては「『明日の神話』は太郎の最大にして最高傑作」といつも言っていた思い入れの強い作品でした。敏子は壁画を日本で復元するために奔走します。

そして壁画が日本に運び込まれた直後、2005年4月に敏子は亡くなりました。その後、壁画は見事復元し、2008年に公開された際は大きな話題を呼んだのです。

岡本敏子の名言:愛情

男と女は支えあって生きるのだ。

敏子の言葉は続きます。「ほんとうにそう言い切れる。パートナーを持ち得た人は、人生の勝者です。何でも出来るの。」太郎は、とても破天荒なことをする人物でした。太郎の活躍は、敏子の支えがあったからこそできたことです。敏子の全力の愛情が太郎を安心させ、背中を押していたのはないでしょうか?

敏子も、太郎の愛情を感じて生きていたのだということがこの言葉から伝わってきます。太郎というパートナーを得て人生の勝者だと言いきれる潔さに憧れる人も多いのではないでしょうか?

はち

お互いが支えあっているという安心感があってこそ、仕事に集中できます。

言われなきゃわからないようじゃ、はじめからやめちまった方がいいわよ。

敏子は太郎から「愛している」と言われたことは無いと言います。しかし、言われなくとも伝わっているし信頼しているから、問題は無いのでしょう。言われなければ愛を感じ取れない程度の関係であれば、お互いを深く愛することなどできないというメッセージです。

はち

太郎と敏子の2人は、運命の出会いだったんだと感じさせます。

所有したいというのは、本当の恋じゃない。

パートナーは飾りではないですし、持ち物でもありません。所有したいとわがままを言っているうちは、繋がりを持てていないと、敏子は指摘しています。所有したいという欲望に勝る「愛情」を持つべきなのです。なぜ所有欲を乗り越えろと言っているかというと「所有欲は相手の行動や思考を制限してしまうから」です。

お互いを尊重して、お互いが自由でいることが敏子の考える愛情です。所有欲を否定するのは、お互いの尊重の邪魔になるからとも言えます。

はち

相手を束縛するなんてもってのほかですね。

お互いに相手を引き出すの。自分だけでは「自分」になれないもの。

この言葉は、もともといる「ただの自分」だけではなく「相手を愛する自分」 「相手に愛される自分」が揃って本当の「自分」になれるのだということを示しています。本当の「自分」になるためには、愛する相手が見つけてくれた「自分」が必要だということです。敏子の愛情についての考えの深さを感じる言葉です。

この言葉からは、敏子は太郎のことを心から信じて尊敬していたのだと感じさせられます。そして、敏子にとって太郎はかけがえのない人であったことが伝わってきます。

はち

相手に対する信頼を最大限に表した言葉ですね。

岡本敏子の名言:信念

「自分探し」なんて言葉が流行っているけれど、おかしな言葉ね

この言葉の後、敏子は指摘します。「今ある自分以外の自分なんて、どこにもいないのに。」自分探しなんてしなくとも、今ここにいる自分が全てです。ありもしない「今より優れた自分」を探すなんて無駄、今の自分で勝負しなさいという「覚悟」をうながします。

はち

自分探しなんて無いものねだりの言い訳だ、と成長をうながしてくれます。

どんな人間であろうと、ひたむきに、今を生きている姿は、切なく美しい。

敏子は、50年を超える長きにわたり太郎を横で見てきました。太郎の爆発的なエネルギー、突破力を知っています。この言葉は、太郎を見てきた敏子にしか言えない言葉です。

はち

人間らしさとは何か考えさせられる言葉です。

弱くたっていい。そういう自分のまま、貫き通すんだ、と覚悟を決めるのよ。

これは、何かを成し遂げようとする人への励ましの言葉です。物事を始めるとき、最初は誰もが実績も実力もありません。しかし、敏子にすればそれで構わないのです。何も持たない自分でも貫き通す覚悟を持ちなさい、と励ましています。「覚悟」を持った人は、最初は弱くてもいつか強くなると敏子は知っているのです。

はち

敏子の言葉は、これから挑戦しようとする人を強く励ましてくれます。

みんな自分が大事で、痛いのは嫌。それでは「生きている」という実感は掴めない。

この言葉は、リスクが現実になってしまうことを嫌がる人の背中を押す言葉です。あなたは「自分が傷つくことを恐れて、挑戦しない」ことに、思い当たる節はありますか?敏子は「生きている実感」という表現をしています。きっと、挑戦しない人生ではそれなりの結果しかもたらされないと感じていたのでしょう。

リスクを背負ってピンチになることを恐れずに立ち向かう人こそが「生きている」と敏子は考えていたのですね。

はち

この言葉は刺激的ですが、努力するエネルギーを与えてくれます。

岡本敏子の名言:さいごに

岡本敏子の言葉からは、激しい情熱を持ちながらも優しい目で人を見ている姿が感じられます。内なるエネルギーを爆発させ続けてきた芸術家・岡本太郎を支えてきた自負もあるのでしょう。敏子は、愛情や信念にあふれる言葉を数多く残しています。

その中には、あなたを助ける言葉もあるかもしれません。また、あなたの周りの誰かを救う言葉があるかもしれません。ぜひ、敏子の残した数々の言葉に触れてみることをおすすめします。

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はち
趣味は音楽鑑賞、新聞に掲載されているパズルを解くこと。身近なものから専門的な雑学まで幅広く執筆。