俳優・横浜流星さんは2025年、NHK大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜( つたじゅうえいがのゆめばなし)」の主役を務めます。顔立ちも良く、俳優一筋だと思われますが、彼の経歴は空手の元・世界チャンピオンです。
横浜流星さんは小学校から実践空手を始め、中学には最も強い証の黒帯を所得している実力者。第7回国際青少年空手選手権大会の「男子13・14歳55kgの部」で優勝し、世界チャンピオンに輝きます。
世界の頂点まで上り詰めた横浜流星さんですが、空手の道をやめて俳優に専念します。元々、横浜流星さんは空手と俳優を兼業していました。俳優の仕事が増えたことが空手をやめた理由です。この記事では、元・空手世界チャンピオンという異色な経歴をもつ俳優、横浜流星さんの実績と空手をやめた理由について解説します。
目次
横浜流星の経歴
主な経歴は、
- 中学生に実践空手初段(黒帯)を所得
- 第7回国際青少年空手道選手権大会「男子13・14歳55kgの部」で優勝。世界チャンピオンに輝く
- ボクシングのプロ試験に合格。プロボクシングライセンスを所得
- 俳優に専念するため、空手をやめる
- 2025年放送予定の大河ドラマの主役に抜擢
以上です。
横浜流星さんは俳優に専念する前のインタビューにて、総合格闘技K1にも参戦したいことを語っていました。
空手の実力と実績
横浜流星さんは過去、空手の世界大会で優勝した実績があります。横浜流星さんは中学生の時には、一番強い初段黒帯を所持している実力者です。空手には伝統空手と実践空手の2種類があり、横浜流星さんは実践空手の世界に身を投じていました。
伝統空手と実践空手の違い
世界の大会で開催される空手は、伝統空手と実践空手2種類に分けられています。伝統空手と実践空手の違いは以下の表の通りです。
伝統空手 | 実践空手 |
打撃は寸止め。相手に当てることは禁止 | 打撃を当てることが認められている |
ローキックの使用禁止 | 急所攻撃が禁止 |
空手の型を重視 | 型より相手に与えたダメージを重視 |
礼儀作法を重視 | 技のコンビネーションが重要 |
段級制度を導入 | 相手を倒すことが目的 |
伝統空手は型の完成度で優劣を競い、実践空手は相手を倒すことが目的な点が大きな違いといえます。
横浜流星が持つ段位
横浜流星さんの型は実践空手で、相手を倒すことが目的の空手です。実践空手は流派によって帯の色に若干の違いがありますが、基本は以下の通りとなっております。
白 | 無級。空手初心者が最初に付ける色 |
オレンジ、または紫 | 10級 |
オレンジに一本線 | 9級 |
青、または水色 | 8級 |
青に一本線 | 7級 |
黄 | 6級 |
黄色に一本線、または白色※注 | 5級。流派・正道会館はここからスタート |
緑 | 4級 |
緑に一本線 | 3級 |
茶 | 2級 |
茶色に一本線 | 1級 |
黒 | 初段。所得するのに最低3~5年は必要。 |
横浜流星さんの段位は初段で帯の色は黒。黒帯は最も強い段位で、横浜流星さんは中学生の時に黒帯初段を所持しております。
空手だけでなく、プロボクシングのライセンスも所持している横浜流星さん。空手家役の時には、自身の経験から役作りに共感する部分があったと語っております。
空手をやめた理由
世界一の座に輝いた横浜流星さん。このまま格闘家の道を進むかと思われたが、彼は俳優の道を選びます。
当初は空手と俳優を兼用
当初は空手と俳優を兼業していたが、次第に俳優の仕事が増え、空手との両立が困難に。空手世界チャンピオンに輝いた横浜流星さんは、次第に俳優の世界に没頭します。
俳優業に専念するため
最終的に彼は、俳優の道を選びます。元から俳優になりたい夢があったのが大きな理由です。俳優になってから数々のドラマや番組に出演。第43回日本アカデミー賞にて「新人俳優賞」を受賞します。
大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜(つたじゅうえいがのゆめばなし)」に出演決定
2025年にNHKで放送予定の大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜(つたじゅうえいがのゆめばなし)」の主役に横浜流星さんが抜擢。大河ドラマは今回が初出演で初主演となります。
過去の大河ドラマでは、2010年放送「龍馬伝」の坂本龍馬役に福山雅治さん。2007年放送「風林火山」の上杉謙信役にミュージシャンのGacktさんが出演しております。
主役を演じることに
主役に抜擢された横浜流星さん。歴代大河ドラマの出演者は大物俳優が多く出演している番組です。主演なら特にプレッシャーがある役なので、横浜流星さんも責任の重さを背負う覚悟があることを事前のインタビューで語っております。
まとめ
横浜流星さんは、俳優でありながら元・空手世界チャンピオンの栄光を勝ち取った経験のある異色な経歴の持ち主。空手の世界をやめて俳優の仕事に集中するようになった彼でも、大河ドラマの初出演・初主役は特別な覚悟が必要です。実際に過去の大河ドラマには、大物俳優も出演しています。
空手で世界一の座についた経験がある横浜流星さんが、どのような役柄を演じるのかが楽しみです。