バドミントン女子シングルスの山口茜(やまぐちあかね)選手を知っていますか?リオデジャネイロオリンピック、東京オリンピック2020に出場し、2024年のパリオリンピックにも出場する選手です。過去、世界ランキング1位になったこともあり、パリオリンピックでも活躍が期待されています。
この記事では、山口茜選手の幼少期から現在に至る経歴や、ご両親との関係を紹介します。また、山口茜選手は最近体重を絞って痩せたと言われています。体重の減少がバドミントンに好影響を与えていると評判です。
バドミントンは前後左右に走りまわり、時には飛びつくこともあります。山口選手はかねてより怪我が多かったため、体重を落とすことで足への負担が減るのであれば、好材料です。
目次
山口茜選手の経歴
幼少期~中学
1997年6月6日生まれで、福井県勝山市出身です。なんと3歳からバドミントンを始め、地元のバトミントンクラブで練習をしていました。2012年には、アジアユースU19大会団体戦で金メダルを獲得します。
15歳でアジアユースを制し、バドミントン界の新星として注目を集めました。
高校~実業団(再春館製薬所)
福井県立勝山高校に進学すると2013年(16歳)でヨネックスジャパンオープンを制します。これは史上最年少での優勝でした。その後も世界・日本で大会に出場していくようになります。数々の大会で優勝し、山口茜選手は若手のホープとして一躍名を馳せるようになっていったのです。
特にインターハイでは3連覇という偉業を残しています。高校卒業後はバドミントンの強豪であり練習環境が整っている再春館製薬所に就職し、バドミントンを続けることになりました。
再春館製薬所は多くのバドミントン選手を輩出しています。
世界・国内での戦歴
2016年、山口選手にとって初めてのオリンピックの舞台がやってきます。リオデジャネイロオリンピックです。初出場ながら準々決勝まで勝ち進みました。しかし、準々決勝は、異色の試合となります。山口茜選手の相手は、なんと同じ日本代表の奥原希望(おくはらのぞみ)選手だったのです。
ランキング、対戦成績共に奥原希望選手が山口茜選手を上回っています。そして、データ通り奥原希望選手が勝利し、山口茜選手の初オリンピックはベスト8で終わりました。その後国際大会で活躍し、2018年に見事世界ランキング1位になります。
山口茜選手は2021年の東京オリンピック2020にもリオデジャネイロオリンピックに続いて出場し、ベスト8の成績を残します。山口茜選手は、2021年、2022年に世界選手権を連覇しました。そして、2024年パリオリンピックの代表に選ばれていて、活躍が期待されます。
力を発揮して念願のメダルに手が届くでしょうか?
山口茜選手のご両親、家族との関係
両親、兄が二人
山口茜選手の家族構成は、ご両親、長男、次男に山口茜選手を入れて5人家族です。あまりご家族が表立って出てくることはありません。山口茜選手が米山稔賞を受賞した時に、大会で欠席の山口茜選手の代理でご両親が賞を受け取ったことがあります。
家族のサポートがあることが分かる一幕ですね
家族とのエピソード
山口茜選手がバドミントンを始めたのは、お兄さんの影響です。3歳でラケットを握って、後にバドミントンクラブで練習をするようになりました。幼少期には、お兄さん・お姉さんの真似をしたがるものですよね。家族との繋がりが分かるエピソードです。
山口茜選手は痩せて強さが増した?
東京オリンピック2020前後での姿
山口茜選手は、もともとがっしりした体格です。細身の選手が多いバドミントンの中では体格の良い方といえます。しかし、プレースタイルはパワーで押すタイプではなく、相手の裏を掻くプレーが得意で、縦横無尽にコートを使います。
山口茜選手をぽっちゃりと揶揄する人もいましたが、パワーとスピードの両立のためです。
アスリートには個々人の適正体重があります。
2024年現在の姿
現在の山口茜選手は、社会人になった当初より、痩せたように見えます。そのことについて、インタビューで答えたことはありません。しかし、練習、大会の出場を経て、徐々に体重が減り引き締まっていきました。
アスリートなので、減量は何かの考えがあってのことですね。
故障を防ぐ
痩せたことで得られるメリットとして、故障の防止が挙げられます。バドミントンは、膝に負担がかかる競技です。相手の攻撃に合わせて急ブレーキを掛けたり、ジャンピングスマッシュを撃ったりと膝への負担が強いです。実際に、山口茜選手は膝を負傷したことがあります。
痩せたことで、膝への負担は軽減されます。相手を動かして裏を掻く戦術やジャンピングスマッシュが以前より負担なく行えるでしょう。
素早さがさらに増した
山口茜選手の持ち味の1つに、スピーディーな動きによる相手の翻弄があります。ロングショットを打つと思わせてネット際にシャトルを落とすなど、相手を走らせる技術が高いです。その持ち味を活かすためには、自身がシャトルの落下地点まで素早く移動することが必要です。
痩せたことで、戦略の基礎となるスピードが上がり、さらに攻撃の幅が広がりました。コート全体をより効果的に使えるようになった山口茜選手はさらに強くなったと言えます。
さいごに
山口茜選手は、小学生のころには天才少女と呼ばれた選手です。早くから頭角を現し、社会人になってからは世界チャンピオンにもなっています。オリンピックではまだメダルを獲ったことはありませんが、パリオリンピック注目の選手の一人です。ご家族は、幼いころからバドミントンに打ち込む山口茜選手を支えています。
山口茜選手はぽっちゃりと言われていた姿から、痩せた姿に変わりました。痩せたことによるアドバンテージを活かして、活躍が期待されます。パリオリンピックのバドミントン競技は2024年7月27日から8月5日まで行われます。ぜひ山口茜選手の戦いを応援しましょう。