愛知県の野球部の名門高校 中京大中京高校。中京大中京高校は過去に多くのプロ野球選手を輩出しています。2021年東京オリンピックで野球日本代表を金メダルに導いた時の監督、稲葉篤紀(いなば あつのり)さんも中京大中京高校の野球部出身です。
では2024年現在、中京大中京高校野球部出身の現役プロ野球選手は何人いるのでしょうか？この記事では中京大中京高校、野球部出身の現役プロ野球選手について深堀していきます。日本全国に約4,000高校の野球部が（2023年時点）ある中で中京大中京高校は甲子園優勝回数が全国最多。そちらについても解説します。
中京大中京高校は2024年の夏の甲子園に出場を決めています。この記事を読んで夏の甲子園で中京大中京高校の活躍に注目してください。
目次
中京大中京高校とは
中京大中京高校は愛知県名古屋にある私立の高校です。「中京大中京高校」は通称で正式には「中京大学付属中京高校」といいます。野球部は愛知県の野球部の強豪校4校※「愛知私学4強」の1つに入ります。
※愛知私学4強・・・「東邦高校」「愛工大名電高校」「中京大中京高校」「享栄高校」の私立4校
元フィギュアスケート選手の浅田真央さんも中京大中京高校の卒業生です！
中京大中京高校 野球部出身 現役プロ野球選手
中京大中京高校の野球部出身の現役プロ野球選手を紹介します。2024年時点で中京大中京高校出身のプロ野球選手はセリーグ・パリーグ合わせ11人です。
【広島カープ】堂林翔太(どうばやし しょうた)
1991年8月17日生まれ、愛知県豊田市出身の野手。堂林翔太選手は2009年のドラフト会議で広島カープに2位指名を受け入団しました。高校時代は2年生の春(出場機会なし)・3年生の夏の大会に出場しています。
堂林翔太選手の呼び名は高校時代「尾張のプリンス」。広島カープに入団してからは「鯉(こい)のプリンス」です。
【広島カープ】磯村嘉孝(いそむら よしたか)
1992年11月1日生まれ、愛知県豊田市出身の捕手。磯村嘉孝選手は2010年のドラフト会議で広島カープに5位指名を受け入団しました。甲子園には2年生の春・2年生の夏・3年生の春・3年生の夏の4度出場しています。
同じ豊田市出身の1学年上の堂林翔太選手とは小学校から同じ野球チームでプレーしていました。
【広島カープ】中村健人(なかむら けんと)
1997年5月21日生まれ、愛知県名古屋市出身の野手。高校卒業後は慶應大学に進学し、卒業後社会人野球チーム(トヨタ自動車)の選手となります。その後2021年のドラフト会議で広島カープから3位指名を受け入団しました。甲子園には3年の春のセンバツ大会に出場しています。
【広島カープ】長谷部銀次(はせべ ぎんじ)
1998年7月29日生まれ、愛知県岡崎市出身の投手。高校卒業後は中村健人選手と同様に慶應大学に進学。卒業後は社会人野球チーム(トヨタ自動車)の選手となります。その後2022年のドラフト会議で広島カープから6位指名を受け入団しました。甲子園には2年生の夏に控え投手として※ベンチ入りしています。
※ベンチ入り・・・高校野球では、背番号を付けることができる選手のこと。ベンチ入りの人数は大会や、年によって異なる場合がある。
【広島カープ】佐藤啓介(さとう けいすけ)
2001年5月24日生まれ、愛知県海部郡(あまぐん)大治町(おおはるちょう)出身の野手。高校卒業後は静岡大学に進学。その後2023年の※育成ドラフトで広島カープに2位指名を受け入団しました。高校時代、甲子園の出場はありません。
※育成ドラフト・・・選手を育成する目的で作られた会議のこと。一般的にドラフト会議後に行われる。
【中日】鵜飼航丞(うかい こうすけ)
1999年5月30日生まれ、愛知県名古屋市の野手。高校卒業後は駒沢大学に進学。その後2022年のドラフト会議で中日から2位指名を受け入団しました。甲子園には1年生の夏・3年生の夏の大会に出場しています。
【中日】髙橋宏斗(たかはし ひろと)
2002年8月9日生まれ、愛知県尾張旭市出身の投手。髙橋宏斗投手は2020年のドラフト会議で中日から1位指名を受け入団しました。髙橋宏斗投手の詳細については本記事の終盤にある関連記事をご覧ください。
【巨人】中山礼都(なかやま らいと)
2002年4月12日生まれ、愛知県名古屋市出身の野手。中山礼都投手は2020年のドラフト会議で巨人からドラフト3位指名を受け入団しました。高校時代はコロナ禍もあり、大会自体が中止となってしまったため、甲子園の出場はありません。
【阪神】伊藤稜(いとう りょう)
1999年11月8日生まれ、愛知県豊明市出身の投手(育成)。高校卒業後は中京大学に進学。その後2021年の育成ドラフト会議で阪神タイガースに1位指名を受け入団しました。甲子園には同級生で同じチームメイトだった中日の鵜飼航丞選手と同じで1年生の夏・3年生の夏に出場しています。
【ヤクルト】澤井廉(さわい れん)
2000年5月31日生まれ、愛知県知多市出身の野手。高校卒業後は中京大に進学。その後2022年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから3位指名を受け入団しました。甲子園には2年生の夏に出場しています。
【日本ハム】畔柳亨丞(くろやなぎ きょうすけ)
2003年5月3日生まれ、愛知県豊田市出身の投手。畔柳亨丞投手は2021年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから5位指名を受け入団しました。甲子園には3年生の春に出場しています。
髙橋宏斗投手・中山礼都選手が3年生。畔柳亨丞が2年生の頃、中京大中京高校は春の選抜大会の出場が決定していました。しかしコロナ禍のため中止となりました。
甲子園優勝回数
冒頭でもお話ししたように中京大中京高校は、数ある高校野球部の中でも最も甲子園優勝回数が多い高校です。春の選抜大会が4回。夏は7回と計11回優勝しています。最初に優勝したのは昭和6年の夏の大会です。
まとめ
冒頭でもお話ししたように2024年、中京大中京高校は夏の甲子園の出場を決めています。名門校と呼ばれる中、夏の甲子園は7年ぶりの出場です。中京大中京高校はこれまで多くのプロ野球選手を輩出してきました。
2024年の夏の甲子園に出場する球児の中にも将来のプロ野球選手がいるかもしれません。ぜひ2024年、夏の甲子園で中京大中京高校の活躍に注目してください
