2010年結成のガールズバンド「サイレントサイレン(SILENT SIREN)」は、2011年に活動休止を表明しますが、2023年12月に活動再開を公表。現在のメンバーは、
- 吉田菫
- 山内あいな
- 黒坂優香子
以上3名で、全員が読者モデル出身です。
結成当初、AKB48といった強力なライバルが凌ぎを削っていた時代。差別化を図る必要に迫られた結果、新たなファン層獲得に向けて路線変更を決断。
この路線変更により、新たなファン層を取り込むことに成功したサイレントサイレン。ファン層も、若い女性から中年男性と幅広いのが特徴です。結果、マニアックなファンが多いガールズバンドとして有名になります。
この記事では、サイレントサイレンのファン層がマニアックな理由と経緯について紹介します。
目次
プロフィール
現在のサイレントサイレンメンバーを紹介します。
吉田菫(よしだ すみれ)
- 誕生日、1992年12月28日
- 出身地、福島県白河市
- 担当パート、ボーカル・ギター
山内あいな(やまうち あいな)
- 誕生日、1988年7月3日
- 出身地、神奈川県
- 担当パート、ベース
黒坂優香子(くろさか ゆかこ)
- 誕生日、1989年6月6日
- 出身地、埼玉県
- 担当パート、キーボート
サイレントサイレンの経歴
バンド結成となった経緯は「音楽好き読者モデルが結成したバンド」。元々、読者モデル出身なので、結成初期は女性ファンが多かったのが特徴です。一方、当時は強力なライバルが多く活躍していた時代。他のグループから差別化を図るため、新たなファン層獲得に向け、路線変更します。
強力なライバルたちと新たなターゲット
結成当初はメンバーが読者モデルだった経緯から、女性ファンが多かったバンド。一方、当時は強力なライバルが活躍していた時代です。特に、グループコンセプトが似ているAKB48とは競合する立ち位置になります。
差別化の必要に迫られたサイレントサイレン。そこで新たなターゲットを中年男性に変更します。その代表が、ラーメンチェーン「天下一品」のCMです。
ラーメンチェーン「天下一品」のCM
これまで読者モデルバンドから大きく路線変更したのが、ラーメンチェーン「天下一品」のCM曲。CMにはサイレントサイレンのメンバーも出演。結果、中年齢層ファンの獲得に成功します。
※音量に注意してください。
活動休止前の状況
同時期に、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」がヒットします。結果、競合する立ち位置となったサイレントサイレン。世間の注目はAKB48で、サイレントサイレンはAKB48の影に埋もれた状況になります。
サイレントサイレンの演奏技術
演奏技術は低くないサイレントサイレン。一方、トップレベルの世界では、演奏技術が平均だと評価されます。当時はAKB48以外にも、強力なライバルが凌ぎを削っていた時代でした。
サイレントサイレンのファン層
結成初期と後期で大きくファン層が分かれるのがサイレントサイレン。実際のライブでは、アイドルグループでもモデルグループでもないファンで埋め尽くされます。こうした理由からサイレントサイレンは「マニアックなバンド」だと呼ばれます。
マニアックなファン層
モデル時代からのファンと、中年男性ファンが入り混じるのがサイレントサイレンの特徴。時代背景があったとはいえ、幅広い年齢層のファンを持つマニアックなバンドです。
似たようなバンドに、2012年から活動した「BABYMETAL(ベイビー・メタルバンド)」があります。ヘヴィメタ×アイドルグループの組み合わせが異質ですが、完成度の高さから海外ファンも多いバンドです。
2023年12月にサイレントサイレン復活
元々、モデル出身のメンバーで構成されたバンド。解散前の時期と比較すると、現在は強力なライバルが少ない状況です。今後の方針次第では、新たな分野を開拓する可能性があります。
現在のガールズバンドと比較すると
現在のガールズバンドは「本格的」が主流です。一方、サイレントサイレンは「素人さがあるバンド」。評価は大きく分かれますが、他のガールズバンドとは一線違うバンドだといえます。
中には「素人さがあるから、ライブでは一体感が得られる」と評価するファンも。これもサイレントサイレンの魅力だと言えます。
まとめ
サイレントサイレンが活動したのは、強力なライバルが凌ぎを削っていた時期。活動時期のタイミングが悪かったと言えます。当時の強力なライバルたちから、差別化を図る必要に迫られたサイレントサイレン。導き出した答えは「新たなファン層の獲得」です。
路線変更などを経て、2023年12月に活動再開を表明したサイレントサイレン。ファン層も幅広いことから、マニアックなファンが多いバンドです。ライブの評価は分かれますが、ライブ会場での一体感が魅力のガールズバンドではないでしょうか?