みなさんは声優・岡田信彦さんをご存知でしょうか?大人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」の爆轟勝己や「葬送のフリーレン」のヒンメル役で有名な人気声優です。そんな岡本信彦さんの経歴や代表的なキャラクターについて知りたい方も多いのではないでしょうか?そこで今回は
- 岡本信彦さんが演じた代表的なキャラクターについて
- 岡本信彦さんが声優になるまで経緯について
- 岡本信彦さんの声優キャリアに転機をもたらしたキャラについて
この3つを深掘りして解説致します。この記事を読めば岡田信彦さんが演じた印象的なキャラや声優としての道のりを知ることができます。岡田さんの声優キャリアに多大な影響を与えたキャラクターとは?ぜひ、最後まで読んで頂けたら幸いです。
目次
岡田信彦ってどんな人?
プロフィール
- 名前:岡本 信彦(おかもと のぶひこ)
- 愛称:のぶくん、ぴこりん
- 生年月日:1986年10月24日(年齢38歳)
- 血液型:B型
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:将棋、ボードゲーム
- 所属事務所:ラクーンドッグ(代表取締役)
代表的なキャラクター
タイトル | 役柄 | 公開日 |
ゴースト・ハント | ジョン・ブラウン | 2006年 |
sola | 森宮依人 | 2007年 |
ペルソナ~トリニティ・ソウル~ | 神郷慎 | 2008年 |
とある魔術の禁書目録 | 一方通行(アクセラレータ) | 2008年 |
青の祓魔師 | 奥村燐 | 2011年 |
ハイキュー!! | 西谷夕 | 2014年 |
僕のヒーローアカデミア | 爆轟勝己 | 2016年 |
鬼滅の刃 | 不死川玄弥 | 2018年 |
葬送のフリーレン | ヒンメル | 2023年 |
2009年に「第3回声優アワード賞」にて新人男優賞と2011年に「第5回声優アワード賞」で助演男優賞を受賞しています。
声優になるまでの岡田信彦
岡本信彦さんの幼少期は、ほとんど喋らない性格のため、周囲からは何を考えているのか分からない子供に想われていました。小学生になると、それを自覚するようになり、中学を卒業するまで「人と話すのがあまり好きではない」という意識が残り続けます。
小学校~中学校時代は、将棋と水泳、バトミントンに打ち込んでいました。気に入った事は集中してやり切るタイプなため、人並み以上の実力が付いたとのことです。その後、高校に進学すると「人と会話するのって楽しい!」と心持ちが変わるようになりました。
小さい頃から「スラムダンク」「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-」「幽☆遊☆白書」「ドラゴンボールZ」などのアニメが好きだったとのことです。声優という職業を意識するようになったのも小学生の頃でした。
また、中学生時代には声優を志すようになり、インタビューでこのように述べています。
「中学生の頃からですね。元々、家にマイクがあってかつアニメが大好きだったので声優という職業があることは知っていました。もし声優になれれば、自分が諦めてしまった流川楓のようなバスケットボールプレイヤーや、『月下の棋士』の氷室将介のような将棋の棋士になって、その人生を擬似体験できるんじゃないか。そんなふうに思ったのが「声優になろう」と思ったきっかけでした。」
引用:JCOM番組ガイド
人生の転機
岡本信彦さんは、中学校の卒業を控えた時期に声優を目指せる専門学校や養成所に通う事を両親に相談します。父親からは「やりたいことをやればいい」と言われたが、母親からは「公務員じゃなきゃダメ」と言われました。
両親が公務員であるため「変化のない人生は生きたくない」という考えから「公務員だけは絶対に嫌」と思っていたとのことです。その後、母親から専門学校への進学は反対されたものの、高校に通いながら週1でレッスンを受けてみたら?と養成所の情報を聞きます。
その後、高校に進学し、オーディションに慣れるため、養成所や専門学校のオーディションを受けました。そのなかで、多くの音響監督が講師を務める「プロ・フィット」という養成所に出会います。
「ここでなら実力がつきそう」と考えた岡本さんは、大学受験を控えた時期に「プロ・フィット声優養成所」に入所しました。母親からは「大学までちゃんと卒業するのが条件」「20歳までに声優になれなかったら、それ以上は諦めなさい」と言われたとのことです。
また、高校に通いながら養成所に所属していため、その学費をアルバイトで払っていました。インタビューでは、当時を次のように述べています。
「ハンバーガーショップやコンビニの店員、警備員、郵便局と、結構いろいろなアルバイトを経験させていただきました。」「父親に感化されているだけなんだと思いますが、少し昭和的な感覚で「厳しいほうが自分が成長する」と思い込んでいる節があるのかも。」
引用:JCOM番組ガイド
岡本信之さんの下積み時代は、一次審査のテープオーディションに通過できずに最終審査までたどりつけないことが多かったようです。その際に、落ちた作品は全部メモ帳に書き溜めていたと語っています。
声優としての転機となったキャラ
岡本信彦さんの声優として初デビュー作は、BLCD「追憶のキスを君は奪う」という作品でした。テレビアニメデビューは、アニメ「N・H・Kにようこそ!」の男子生徒A役です。この時点でレギュラー出演がなかったため、母親との約束の期限が迫っていました。
20歳になる少し前に「ゴースト・ハント」のジョン・ブラウン役に選ばれます。この作品でレギュラー出演するようになり、その翌年の2007年にアニメ「sola」の森宮依人役で初主演に抜擢されました。
神郷 慎(ペルソナ~トリニティ・ソウル~)
2008年に放送されたテレビアニメ「ペルソナ~トリニティ・ソウル~」の神郷慎役で主演を務めています。この作品では主人公が岡本信彦さんと歳が近いということもあり「感覚的にお芝居をする」ものでした。
しかし、第1話の収録を終えた後に、共演者の沢城みゆきさんから質問攻めにあいます。咄嗟に質問に答えることができなかった岡本さんは「これじゃダメだ」と自覚し、2話目以降は台本をしっかり熟読して収録に臨むようになりました。
当時の収録現場について、このように答えています。
「神郷三兄弟の長男を子安武人さん、三男を沢城みゆきさん、そして次男を僕が演じさせていただいて、沢城さんからも子安さんからも、本当に大きな学びをいただきました。」「子安さん、沢城さんと出会えた『ペルソナ ~トリニティ・ソウル~』は、声優としての僕を形作る上で大きな転機になった、忘れられない作品ですね。」
引用:JCOM番組ガイド
実際に寄せられた口コミでは
この作品の岡本さんは新人ながらにすごくよくてこれがきっかけでファンになりました。
一方通行/アクセラレータ(とあるシリーズ)
2008年に放送されたテレビアニメ「とある魔術の禁書目録」のアクセラレータ役も演じています。これまで演じた天然系・努力系のキャラとは打って変わって、狂気が宿った天才キャラです。
実際に寄せられた口コミでは
私が岡本さんを知るきっかけとなった思い出深い作品とキャラクターです!のぶくんが多くの狂気的なキャラクター達を演じてきて来ましたがやっぱり、私の中で岡本信彦さんが演じた狂気キャラといえば!!!!!圧倒的に一方通行です!!!!
また、岡本信彦さん自身も一方通行/アクセラレータというキャラクターに特別な思い入れがあるとのことです。
「本当に大事な存在というか、アクセラレータを演じなかったら、僕は好青年の役をずっとやり続けていたのかもしれないと思うんです。」「そういう意味で、僕は20代でアクセラレータという役に出会ったおかげで、40代に向かっての道が少なからず見えてきたのかな?と思います。」
私も岡本信彦さんを知るきっかけになったキャラクターは「とあるシリーズ」の一方通/アクセラレータでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は岡本信彦さんの代表的なキャラクターや声優としての道のりについてお話しました。幼少期のころからアニメやボードゲームが好きで、声優に憧れるようになったのも小学校~中学校時代からです。
高校時代にアルバイトをしながら養成所に通うようになり、下積み時代を過ごしながら2006年に声優デビューを果たしました。同年にアニメ「ゴースト・ハント」のオーディションでジョン・ブラウン役に選ばれます。
その後、数多く作品に出演するようになり、主演を務める作品を増えてきました。その中でも「神郷慎」役と「アクセラレータ」役は、岡本さんの声優キャリアに多大な影響を与えたキャラだと語っています。今後も彼のご活躍に注目ですね。