昔にあったけど今はなくなったものと言えば何だと思いますか?
昭和世代だとテレビのチャンネル権を巡って兄弟で争った、そろばん塾に通ったなど思い浮かぶ人もいます。現在では家族団らんの機会がなくなったのも一つだと言えます。
当時、家族でデパートへ出かけるのが日常でした。そしてデパートにはイベントはセールを知らせるのにアドバルーンが舞っていた時代。
学校では、運動系の部活動ではうさぎ飛びや部活中の飲水の禁止などがあり、今では考えられない状況でした。
今振り返るとあり得ない日常でしたが、家族団らんの時間は人との絆を結びつける時間だと言えます。
この記事では、昔=昭和に焦点を当てて、当時はあったけど今はないものについて紹介します。
家族の絆

昔はあったけど今はなくなったものに家族団らんの時間があります。
今は共働きが当たり前の時代。昼夜問わず親が働くので、家族全員が揃う時間も限られます。また、核家族化も家族団らんの時間に影響があると言えます。
テレビのチャンネル
昭和世代の方にとって兄弟がいた家庭では、テレビのチャンネルを巡って争った経験があるのではないでしょうか?
当時は各家庭に1台テレビがある時代で、家族全員が集まれる広い部屋にある家庭が大半でした。
人気番組が同じ時間帯だと、よく兄弟喧嘩をして親に怒られた記憶があります。
ビデオデッキ(VHS)
今のテレビ録画は、画面上に表示される番組表からボタン一つで選択して録画が可能。録画時間の設定を間違えるというのは過去のものです。
しかし昔は違っており、新聞のテレビ欄で放送時間を確認してからビデオデッキにビデオテープをセット。最後に録画時間を人の手でセットして終了です。
筆者も突然の特番放送による番組変更や、録画時間を間違えて関係ない番組を録画した経験があります。
ダイヤル式電話
今の連絡手段はスマホですが、昔は固定電話が唯一の連絡手段でした。今も仕事上、固定電話を使う企業はありますが、電話機は数字のボタンを押すプッシュ式です。
昔はダイヤルを回すダイヤル式電話で通話していました。しかし電話会社の通話回線がデジタル式へ移行したことで、ダイヤル式電話は使えなくなりました。
アナログ回線の機器が老朽化し、機器更新時を機にデジタル化へと進んでおります。
日常社会

昔はあったけど今はなくなったものは日常社会にも。昔はあったのに気が付いたらなくなっていたものを紹介します。
そろばんで会計する店
今、商品を購入してレジで会計します。セルフレジやキャッシュレスで支払いができますが、昔はそろばんで会計する商店が多かったです。
当時は、計算機よりそろばんが主流の時代。街にはそろばん専門の塾が数多く見られた時代で、子供たちは学校帰りにそろばん塾に通っていました。
そろばんは下の玉は4個ですが、なかには5個のそろばんもあります。
冷房がない通勤電車
今は電車に冷房が付いているのが当たり前ですが、昔は冷房が付いている通勤電車のほうが珍しい時代。
冷房装置がついていない列車を「非冷房車」と呼び、窓を全開にして車内に風を取り込んでいました。
真夏の非冷房車でラッシュ時の場合、込み合う車内にいるだけで汗だくの状態。
後に冷房付きの通勤電車が登場した際、真夏だと冷房車は常に混んでいる状態でした。
オレンジカード
オレンジカードとは、全国のJRのカード式自動券売機(近距離用)できっぷを購入できるプリペイドカードのことです。
2013年に廃止されましたが、オレンジカードに印刷された写真の中にはレアなものもありました。
レアなオレンジカードを収集する人もいました。
学校

昔は安全よりも根性論が中心の教育。現在では根拠がない、安全性も問題があるなどでなくなったものがあります。
卒業アルバム
今では考えられないことですが、当時の卒業アルバムには住所と電話番後が記載されていました。
何の目的で個人情報が記載されていたのかは不明ですが、現在は卒業アルバムに個人情報は記載されていません。
実際、卒業アルバムの個人情報を元に犯罪が発生したことも、記載されなくなった理由です。
部活動中の飲水禁止
昔は、部活動中の飲水を禁止している学校が多く見られました。特に運動部は過酷で、夏の部活動中に熱中症で倒れる生徒も。
部活動中の飲水を禁止していた理由はいまだに不明ですが、一説には根性を鍛えるためと言われます。
結局、部活動中の飲水禁止に何の意味があったのかは、いまだに不明です。
まとめ
昔はあったけど今はないものの多くは、時代の変化による影響が大きいと言えます。
デジタル化や、安全対策によって今は便利な時代になったと言えます。しかし、便利さと引き換えに、人との繋がりが希薄になったのも事実です。
なくなったもの全てが不便なものばかりではなく、良い部分もあることを知るのも良いかもしれませんね。