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映画の上映期間は平均何日?上映期間の決め方と上映期間最長映画、最短映画も紹介

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9月にはシルバーウィークがあります。シルバーウィークの由来に映画が関係していることをご存じでしょうか? ゴールデンウィークとシルバーウィークは映画業界の宣伝用語が由来です。

この時期になると新作映画やロングラン映画が多く上映されます。以前に上映されていた映画と入れ替わって新作映画が上映されますが、映画によって上映期間が違います。
その理由は、

  • 総動員数によって上映期間が変わる
  • 映画館の収容人数に限りがあるので、客の回転率を上げる必要がある
  • 映画会社との上映期間の契約は2週間単位

などです。

この記事では平均の上映期間、そして最長上映期間の映画と最短上映期間の映画も紹介します。秋に映画館所へ行かれる方の参考になれば嬉しいです。

映画の上映期間は平均何日

日本の場合、平均して約1か月。人気映画だとさらに上映期間が延長します。上映期間が決まるポイントは「総動員数」「映画館の収容人数」の2点です。

総動員数

2週間単位で観客の総動員数を調べ、上映前に設定した人数より多ければ上映期間の延長、少ないのなら上映打ち切りとなります。

映画館の収容人数

使用可能なスクリーンは決まっているので、客の回転率を上げたほうが収益増加につながります。総動員数が少ない映画は収益が見込めないので、新作映画に切り替えて収益につなげるのが映画館のシステムです。

人気映画ともうすぐ終了する映画を見分けるポイント

人気映画ともうすぐ終了する映画を見分ける方法は、1日に上映される回数。見分けるポイントは以下の通りです。

  • 1日4~5回上映する映画は、人気映画か公開初週なので、1か月は上映する可能性もある
  • 1日3回上映する映画は、2週間程度は上映するが週を追うごとに上映回数が少なくなるので、観るのなら今がチャンス
  • 1日2回上映する映画は、次の週に公開されてないか、早朝の1回か夜の1回の上映介スケジュールに切り替わる可能性が高い
  • 1日1回上映する映画は、次の週には公開されていない可能性が高い
あきら

1日の上映回数が1回の映画を観たい場合、その週に観に行かないと次の週に上映していない可能性が高いです。

歴代最長と最短上映期間の映画

世界中の映画の最長記録は約4年。逆に最短記録は3日です。

歴代最長期間上の映画5選

次に、歴代最長期間の映画を5選紹介します。

未来シャッター 1382日

2015年7月1日~2019年4月13日に公開した日本映画。上映期間は約4年。あらすじは、社会になかなか適応できない青年たちが、自身の居場所を求めながら地域の人達との関係を築きながら成長している話です。

祈り~サムシンググレードとの対話 1192日

2012年9月19日~2015年12月23日に公開された日本映画。上映期間は約3年。先ほど紹介した「未来シャッター」が上映されるまでは、この映画が最長記録でした。

この世界の片隅に 1133日

日本のアニメ映画で、公開期間は2016年11月12日~2019年12月19日。映画の舞台は、太平洋戦争末期の日本。戦争と終戦に振り回された浦野すずの生涯を描いた作品です。

ウエストサイド物語 511日

1961年12月23日~1963年5月17日に上映されたアメリカ映画。あらすじは、1960年代アメリカニューヨーク、ウエストサイド・マンハッタンで非行グループ同士の抗争による話。当時のアメリカの社会事情を反映した作品です。アカデミー賞ではノミネートされた11部門中10部門を受賞するなど、高い評価の作品です。

ベン・ハー 469日

1960年4月1日~1961年7月13日公開のアメリカ映画。アカデミー賞ではノミネートされた11部門全てを受賞した作品です。

あきら

ベン・ハー以外にアカデミー賞全てを受賞した映画は、1997年「タイタニック」、2003年「ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還」があります。

歴代最短上映期間

日本では最短上映期間は2週間程度です。理由は、観客動員数が当初より下回ったから。映画会社との上映契約は最短2週間単位で、人気があればそれから延長契約という形で上映されます。日本の場合、どのような映画でも2週間が最短上映期間です。

歴代最短上映期間

世界に目を向けるとさらに短い期間で上映終了となった映画があります。その一つが2018年に中国で公開された「阿修羅」で、公開期間は3日です。

阿修羅(中国)3日

2018年7月13日に上映開始し、3日後に打ち切りを表明。この映画にかかった製作費は約126億円。制作日数は6年、上映期間が3日です。

本来は長編映画だった「阿修羅」。実際に上映したら、内容があまりにも酷すぎると騒ぎに発展。結局、莫大な製作費と日数をかけた映画は、たったの3日で打ち切りとなり、上映期間の歴代最短となります。

あきら

米ドルで換算した推定損失額は1億600万ドル(約116億円)で世界映画史上5位の損失額です。

まとめ

映画は入れ替わりが激しい業界です。先週まで上映していた映画が次の週には違う映画に変わっていたという経験がある人も少なくないはず。映画は制作に巨額の費用が必要なので、収益が見込めない映画は新作映画に切り替えたほうが収益に繋がります。気になる映画がある人は早めに観に行くことをお勧めします。

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あきら
趣味:ギター演奏や自身の演奏動画を編集すること。休日はカフェでゆっくり本などを読んで過ごす。だれもが親しみやすい雑学をお届けします。