宮島未奈(みやじま みな)は「成瀬は天下を取りにいく」にて2024年本屋大賞を受賞した小説家。現在、電子書籍も含めて発行部数80万部を突破する人気小説家です。
宮島未奈の経歴は
以上です。ライターの仕事に限界を感じた時、一度はあきらめた小説家になることを決めた彼女。2度の落選を経験後「ありがとう西武大津店」で「第20回女による女のためのR-18文学賞」を受賞し、小説家デビューを果たします。
この記事では、
- 小説家、宮島未奈の出身高校と大学はどこか
- 本屋大賞受賞作「成瀬は天下を取りにいく」誕生までの経歴
について紹介します。
目次
宮島未奈(みやじま みな)のプロフィール
名前 | 宮島未奈(みやじま みな):ペンネーム |
生年月日 | 1983年10月16日 |
出身地 | 静岡県富士市 |
出身高校・大学 | 出身高校は非公開。出身大学は京都大学文学部 |
主な受賞作 | 「二位の君」:2018年第196回コバルト短編小説新人賞受賞 「ありがとう西武大津店」:2021年第20回女による女のためのR-18文学賞大賞 「成瀬は天下を取りにいく」:2024年本屋大賞受賞 |
出身高校は非公開
宮島未奈の出身校は非公開です。判明している情報は「出身地の静岡県富士市にある地元高校を卒業」だけ。SNS上にはさまざまな出身校が明記されていますが、出身校は非公開なので特定することは不可能です。なぜ特定が不可能なのかについて理由を説明します。
判明しているのは静岡県富士市の高校
ネットで「静岡県」「富士市」「高校」と検索すると6校ヒットします。宮島未奈の出身校は該当する6校のなかの一つ。富士市の面積は広大で、それぞれの高校の所在地もバラバラ。富士市出身だけでは出身校を特定するのは不可能です。
宮島未奈はペンネーム
出身校の特定を困難にしている最大の原因は「宮島未奈」は本名ではなくペンネームだということです。小説家の多くはペンネームで活躍する人も多く、実名で活躍する人は少数派。宮島未奈もペンネームなので、地元高校の卒業生を調査してもヒットしません。
小説家がペンネームで活動する理由は「プライバシーの保護」「作者が未成年」など。近年ではネットで小説が書けるので、作者が未成年でも大賞を受賞することが可能です。
難関、京都大学を独学で入学
小説を書くことが好きだった宮島未奈。さらに知識を深めようと京都大学文学部を受験します。京都大学の偏差値は60.0~72.5。宮島未奈が受験した文学部の偏差値は67.5と京都大学の中でも高い偏差値です。
難関大学として有名な京都大学
京都大学に合格するには
- 得意科目で75%以上
- 全体で50%以上
の正解率が必要です。大学入学共通テストの結果によって変動しますが、平均で50~60%以上の正解率が求められます。
難関学部を独学で入学
宮島未奈が志望した京都大学文学部は約7割の正解率が求められる難関学部です。彼女は文学部を独学で入学します。
後のインタビューで、入学後の感想は「クラスメイト全員のレベルが自分より高い」と回答しております。
京都大学の生活が小説家の実力を高める
京都大学文学部では、文学部日本哲学史専修を選択。選んだ理由は「先生が優しそうだったから」です。大学時代は今まで以上に本を読む生活を送っていたことを語ります。
滋賀県大津市に移住してからデビューまでの経歴
京都大学卒業後、地元静岡で公務員として就職。数年後、結婚を機に現在の滋賀県大津市に移住します。そこでライターの仕事を始めますが、とある小説との出会いから再度、小説家としての道を歩みます。
移住後はライターの仕事を開始
大津市に移住後、地元情報発信・健康・金融系のライターとして執筆する宮島未奈。元々、執筆することが好きだった彼女は、ライターとして生活の基盤を固めます。
ライターの仕事で生活の基盤を固めるには「並外れた知識・経験・技術」が必要です。
小説家を目指すきっかけ
ライターとして軌道に乗っていた宮島未奈。一方で
- 内容がマンネリ化してきた
- それに伴い、収入も伸び悩む
という状況でした。ライターとしての自分に限界を感じていた頃、その後の人生を変える一冊の小説と巡り会います。
その小説は森見登美彦(もりみとみひこ)の小説「夜行」。小説の世界に触れたとき「もし裏の自分だったら今頃、小説家になっているはず」と考えるようになります。この小説との出会いが、ふたたび小説家としての道を歩むきっかけとなります。
まとめ
宮島未奈の出身高校は「静岡県富士市の高校」以外、公開されていないので不明。京都大学文学部日本哲学史専修を卒業し、地元・静岡に公務員として就職します。
結婚後、現在の滋賀県大津市に移住してライターの仕事を開始。ライターとして生活が安定してきた一方、記事内容のマンネリ化や収入が伸び悩むことに。この時期に自身の人生を変える小説「夜行」と出会い、再び小説家の道を決意します。
宮島未奈はペンネームなので出身高校を特定することは不可能。一度は小説家を挫折した彼女ですが、一つの縁から2024年を代表する小説家になります。自分で決めたことを最後まで貫く意志の強さこそ、彼女の魅力ではないでしょうか?