近年ペットを飼う家が多くなっているのをご存知でしょうか？特にコロナ禍の現代ではテレワークや、不要不急の外出を控えている方も昔と比べて多くなっています。そんなお家で過ごす人が多くなった現代では空前のペットブームと言われています。
犬や猫は特に人気です。その中でこの記事ではミニチュアダックスフントについてご紹介します。ミニチュアダックスフントは犬の人気犬種ランキングでも、常に上位に入っている人気犬種です。
そんなミニチュアダックスフントは何年前からいて、どんな性格なのか？この記事ではミニチュアダックスフントに関する歴史や雑学をご紹介していきますのでよろしければ最後までご覧ください。
目次
ミニチュアダックスフントの歴史
ミニチュアダックスフントの歴史はとても長く、深いことをご存知でしたか？ミニチュアダックスフントの歴史についてご紹介します。
古代エジプト時代から存在していた
ミニチュアダックスフントの原種は古代エジプト時代から存在していたと言われています。根拠となっている理由は、トトメス3世の壁画に描かれていました。その壁画にはミニチュアダックスフントに似た、胴長・短足の犬が描かれいたので、この犬がミニチュアダックスフントの祖先ではないかと考えられています。
原産国はドイツ？
ミニチュアダックスフントの原産国は一般的に有名なのはドイツと言われれています。しかし別な説もあります。スイスが原産のジュラ・ハウンドなどが祖先という説が有力です。その後、ドイツで交配により、現在のダックスフントの大きさになり、猟獣犬として活躍したことから原産国はドイツとなったという説があります。
昔は獣猟犬（じゅうりょうけん）だった
上記でお話ししたように、ミニチュアダックスフントは元々は獣猟犬でした。野ウサギやアナグマ、キツネなどの巣穴にもぐり、追い出す役目をしていました。ミニチュアダックスフントの特徴の胴長、短足はそのために、人間の交配により誕生したと言われています。
名前の意味はドイツ語で「アナグマ犬」
ダックスフントの名前の意味はドイツ語で「ダックス（Dachs)」は「アナグマ」を意味し、「フント（Hund）」は「犬」を意味します。ドイツでアナグマなどの猟獣犬として飼われていたことから「ダックスフント」と名づけられました。
日本に来たのは明治時代
ミニチュアダックスフントが日本に来たのは19世紀後半の明治時代という説が有力です。同じ時代にアメリカにも渡ったと言われております。当時は世間では中々広まらず、国民に広く知れ渡ったのは1995年以降です。それ以降国民の人気が出て、現在では人気犬種ランキングでは常に上位に入っています。
明治時代に日本に渡ったのに平成に入るまで人気が出なかったのは不思議です
ミニチュアダックスの他にも種類がある
ミニチュアダックスフントには、ミニチュアダックスフント以外にもスタンダードダックス・カニンヘンダックスと3種類の犬がいます。何が違うのか？ご紹介します。
スタンダードダックス
スタンダードダックスはミニチュアダックスと比べて、体が大きいのが特徴です。基準としては生後15ヵ月以上で胸囲が35cm以上、体重が5kg以上が基準です。
ミニチュアダックス
ミニチュアダックスは、スタンダードダックスより体が小さく、カニンヘンダックスも大きいのが特徴です。基準としては生後15ヵ月以上で胸囲が30cm～35cm、体重が5kg以下が基準です。
カニンヘンダックス
カンニンヘンダックスはダックスの種類では一番体が小さいのが特徴です。基準としては生後15ヵ月以上で胸囲が30cm以下、体重が3.5kg以下が基準です。
ミニチュアダックスにも体の大きさによって名前が変わるなんて驚きです
ミニチュアダックスの性格
ミニチュアダックスの基本的な性格は好奇心旺盛で活発な性格です。人間とも友好的な性格なので飼いやすく人気の犬種です。ミニチュアダックスは毛の長さによって性格が少し変わっているので、ご紹介していきます。
ロングコート
日本で一番多く飼われている種類です。毛が長く、性格はスパニエル系の血が入っているため、落ち着きがよく、人懐っこく温厚な性格です。社会性もあるため、子どもや他の犬とも友好な関係ができる性格です。
スムースコート
毛が短く、性格は明るくダックスらしい半面、獣猟犬の気質が濃く残っています。そのため好奇心旺盛で活発な性格ですが、警戒心が強い所や吠えやすい所があります。しかし飼い主には忠実に従う性格で、しつけの飲み込みも早いです。
ワイヤーコート
例えるならヨークシャーテリアみたいな毛をしているタイプの種類です。テリア系の血が入っているので活発で、気が強くいたずらっ子な性格です。しつけが難しいと言われていますが、他のタイプ同様に飼い主には愛情が深い性格をしています。
ミニチュアダックスでも色々な性格の子がいて楽しいですね
まとめ
ミニチュアダックスの歴史は様々あって面白いですよね。大きさで名前が変わったり、毛の種類によって性格も違うことも驚きですよね。ミニチュアダックスは大きさや毛の長さの違いの他にも、毛の色や鼻の色、目の色も違います。同じ犬種だからと言ってすべて同じではありません。人間と同じ様に性格や見た目の個性があります。
これはミニチュアダックスだけではなく、他の犬や猫、動物などにも同じことが言えます。近年空前のペットブームと言われていますが、その半面ペットと途中でサヨナラしてしまう飼い主も少なくありません。ペットを飼う際は責任を持って飼っていただきたいなと思います。
