普段、音楽を聴いている方にとってよく耳にするのが「メジャー」や「インディーズ」という言葉です。
好きなバンドが先日メジャーデビューして・・・
友達がインディーズで活動していて・・・
といったことを、話したり聞いたりしているかもしれません。ところで、そもそも「メジャー」や「インディーズ」ってどういうことなのか説明できますか?音楽をしている人でも意外と正確な答えができないのではないでしょうか?
今回は、メジャーとインディーズの違いについてご紹介したいと思います。この記事を読めば、それぞれのメリットとデメリットについても理解することができます。
目次
メジャーとインディーズの違い
メジャーとは
メジャーとはメジャーレーベルの事を指し、日本レコード協会に入会している正会員のことを言います。以下の大手レコード会社がメジャーの位置づけです。
- 日本コロムビア株式会社
- 株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
- キングレコード株式会社
- 株式会社テイチクエンタテインメント
- ユニバーサル ミュージック合同会社
- 日本クラウン株式会社
- 株式会社徳間ジャパンコミュニケーションズ
- 株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
- 株式会社ポニーキャニオン
- 株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
- 株式会社バップ
- 株式会社ビーイング
- エイベックス・エンタテインメント株式会社
- 株式会社フォーライフ ミュージックエンタテイメント
- 株式会社ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 株式会社ドリーミュージック
- 株式会社よしもとミュージック
- 株式会社バンダイナムコアーツ
つまり「メジャーデビューをした」ということは、以上のレコード会社からCDを発売したということです。
インディーズとは
インディーズは「独立」という意味合いの「Independent」という言葉が由来だと言われています。インディーズはインディーズレーベルのことを指し、日本レコード協会に入会していない中小のレコード会社のことを言います。インディーズレーベルは無数にあり、正確な数を把握することは難しいです。
大手のレコード会社と比べると資金は少なく、必然的にプロモーションにかけられる費用も少ないです。インディーズというと無名のアーティストばかりイメージすると思いますが、有名なアーティストであってもインディーズの場合があります。
あくまでも所属の問題なので、インディーズアーティストがオリコンチャート(CDの売上ランキング)などで上位にランクインすることも珍しくありません。有名なインディーズバンドは「ゴールデンボンバー」や「HY」などがいます。
また、中小企業と言っても、大規模なインディーズレーベルもあれば、自主制作といった個人レベルのものまでさまざまあります。
そもそも、日本レコード協会という存在を知らなかった方は多いのではないでしょうか?
メジャーのメリット、デメリット
メジャーのメリット
メジャーで活動するメリットは、資金があるためレコーディングやプロモーションに力を入れることができる点です。もちろん、アーティストの実力や実績にもよりますが、プロモーションによって、楽曲の売り上げが大きく見込めます。また、雑誌やテレビなどのメディアの露出も増えるため、必然的に有名になりやすいです。
メジャーのデメリット
デメリットとして大きいのが、レコード会社の力が強く、アーティストが自由に活動することが難しい点です。メジャーはあくまでも利益を出さなければいけないので、そのためにレコード会社や事務所からさまざまな要望や制約が出てきます。自由に活動をしたいアーティストには不向きかもしれません。
以前は、有名になりたくてメジャーを目指している方が多かったですね!
インディーズのメリット、デメリット
インディーズのメリット
インディーズで活動することのメリットは、自由度が高く、売れた場合の利益(取り分)が大きいことです。
インディーズの場合、レコード会社(レーベル)から活動方針を制限されることは少ないため、自分のやりたい音楽を好きなようにできやすいです。そのため、あえてメジャーデビューせずにインディーズで活動するアーティストがいるくらいです。
インディーズのデメリット
デメリットとして大きいのが、資金が少なく、自力で売っていくことが必要になる点です。メジャーのように資金がたくさんあるわけではないので、どうしても売り上げは小さくなりがちです。
また、インディーズとして活動する場合、音楽だけで食っていくことが難しい場合があります。よって、メジャーで活動することに憧れるアーティストが多いです。
個人的には、自由度の高いインディーズが魅力的に感じます。
おわりに
メジャーとインディーズについて違いをあまり知らずにこの言葉を使っている方もいたのではないでしょうか?特に、音楽が好きな方であれば知っておきたい内容だったかと思います。
また最近ではインターネットの普及やSNSの登場で、メジャーとインディーズの垣根がなくなってきました。そんなことから以前のように全てのアーティストがメジャーに憧れる時代でもなくなってきましたね。
個人的には、SNSが盛り上がってきているので、インディーズで魅力的なアーティストが今後も多数現れるのではないかと思っています。