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コメダ珈琲店の店名の由来と歴史をご紹介!55年の歴史を持つ喫茶店

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みなさんは「コメダ珈琲店」をご利用したことはありますか?普段からご利用する方や、そうでない人もコメダ珈琲店への印象は「コーヒー専門店・メニューの充実・特大サイズの食べ物」といった感想が出てくるかと思います。実際のところ、店内の雰囲気も相まって、くつろぐ場所としても非常に居心地の良い喫茶店です。

そんなコメダ珈琲店ですが、意外と発祥の地を知らない人もいるのではないでしょうか?そこで、今回は「コメダ珈琲店の店名の由来と歴史をご紹介!55年の歴史を持つ喫茶店」についてお話したいと思います。コメダ珈琲店の成り立ちを分かりやすく解説いたしますので、最後まで読んで頂けると幸いです。

コメダ珈琲店の由来

コメダ珈琲店の社名は、創業者・加藤太郎氏の実家がお米屋さんから由来されています。「米屋の太郎」→「コメタ」→「コメダ」と縮めて名付けられました。本来は実家の家業を継ぐ時代でしたが、加藤太郎氏の独立を許可した父への感謝の気持ちも込められているとされています。

コメダ珈琲店と呼ばれていますが、正式名は「珈琲所 コメダ珈琲店」です。店名に珈琲の単語が2つ入っていますが、これは加藤太郎氏が珈琲への思い入れの深さやこだわりの強さを店名で表現しようという考えから名付けられました。創業時から珈琲へのこだわりをもつ精神は現在も受け継がれており、国内店舗で提供される「コメダブレンド」は均一の味です。

コメダ珈琲店は名古屋が発祥の地

コメダ珈琲店は、名古屋市那古野町(現・名古屋市西区)に1号店・菊井店を1968年2月にオープンしました。当時の名古屋でも個人経営の小さな喫茶店が主流でしたが、コメダ珈琲店は駐車場を完備した大型の喫茶店にすることで、他の喫茶店との差別化を図ります。

創業初期はのれん分け(長年勤めた店員にお店を出して、同じ屋号を使わせる)することで、名古屋市を中心に東海地方で店舗を増やしました。その後、1990年代前半にフランチャイズ展開を開始し、2003年に関東、2006年に関西、2013年に九州へ進出します。また、海外への店舗も拡大しており、台湾、香港、上海、インドネシアに進出しました。

ミノワ

コメダ珈琲店のロゴマークは30年以上前に常連客だったデザイン専攻の学生によってデザインされたといわれています。

コメダ珈琲店の歴史

1968年:喫茶店「コメダ珈琲店」開店

コメダ珈琲店を創業する以前は、名古屋市瑞穂区で飲食店「ボンヌ」を営んでいたが、閉業して、先述した通り1968年2月に那古野町にて個人経営の「珈琲所 コメダ珈琲店 菊井店」の営業を開始します。

1975年8月に法人として株式会社コメダ珈琲店を設立し、後にフランチャイズ展開を行うことで、東海地方を中心に全国へ店舗を拡大しました。ところが、2014年に1号店である菊井店の建物が老朽化し、それに伴い閉店します。

1977年:「シロノワール」販売開始

コメダ珈琲店の看板メニューである「シロノワール」は、1968年に創業者の加藤太郎氏が名古屋市瑞穂区に新店舗(現・本店)を出すと周囲に相談した際に反対を受け、代替案から「シロノワール」が誕生しました。

その後、石川橋店(現・本店)オープンのタイミングで販売を開始します。当時まだ珍しかったデニッシュにソフトクリームを乗せた「シロノワール」は非常に評判が良かったため、たちまちコメダ珈琲店を代表する看板メニューになりました。

1999年:コメダ和喫茶「おかげ庵」開店

1999年2月に名古屋市千種区で第1号店茶屋々坂店をオープンしたコメダ珈琲店の姉妹店です。お店のコンセプトは「和」をテーマにしており、店舗の外観は木造の日本家屋のような建築様式になっています。

2017年1月に関東に進出する際にコメダの関連店舗を強調するため「甘味喫茶 おかげ庵」から「コメダ和喫茶 おかげ庵」に変更しました。社名である「おかげ庵」の由来は、感謝の気持ちを表す「おかげさまで」が由来といわれています。

2013年~2023年:全国47都道府県当社グループ1000店舗達成

2013年4月時点で国内500店舗を達成しており、2015年7月に東日本エリアで初の製造拠点となる千葉パン工場で操業を開始しました。また、2016年4月には当社グループ初のFC加盟店を上海でオープンします。

その後も、台湾初の店舗として台北にコメダ珈琲店 南京建國店をオープンし、国内でも九州・東北・北海道・沖縄へ店舗を拡大しました。そして、2019年6月に全国47都道府県に店舗を出店し、2023年7月に当社グループ1000店舗を達成します。

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ちなみにコメダ珈琲店に限らず、名古屋市の喫茶店では飲み物に合う豆菓子が一緒に出ます。コメダでは10円でおかわり可能です。

まとめ

以上、「コメダ珈琲店の店名の由来と歴史をご紹介!55年の歴史を持つ喫茶店」についてお話しました。現在では、さまざまな場所で見かけるようになったコメダ珈琲店は「くつろぐ、いちばん、いいところ」を経営理念に掲げています。

どの店舗でも変わらないコーヒーの味や、ボリューム満点のシロノワールをはじめとする豊富なフードメニューも魅力のひとつです。また、店内も木造建築の温かみのある作りになっているため、長時間くつろぐ方も多く、ご年配の方からお子さま連れ、お一人の方まで幅広い客層に支持されています。

コメダ珈琲店の名前は聞いたことはあるけど、どういう喫茶店なのかよく分からない方や、近所にコメダ珈琲店があるけど、一度もお店に入ったことがない人は、この機会にご利用してみてはいかがでしょうか?

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