陸上の短距離選手、サニブラウン・アブデル・ハキーム。サニブラウンの愛称で親しまれており、100mと200mでは日本人歴代2位の記録を保持している日本を代表する陸上選手です。サニブラウン選手、実は中学生3年の全国大会で100m3位。200m2位の成績でした。
1位になった選手は現在、プロ野球選手になっています。その選手の名前は日本ハムファイターズに所属する五十幡亮汰(いそばた りょうた)選手です。この記事では、五十幡亮汰選手について解説します。サニブラウン選手が世間で有名になり「サニブラウンに勝った男」としてテレビ出演も果たしています。
サニブラウン選手に勝った、五十幡亮汰選手はどれくらいスゴイのでしょうか?詳しく解説しているので、最後までご覧ください。
五十幡亮汰 プロフィール

五十幡亮汰選手のプロフィールを紹介します。
- 生年月日:1998年11月27日
- 出身地:埼玉県行田市(ぎょうだし)
- 出身大学:中央大学
- 投打:右投左打
- ドラフト:2020年 日本ハムファイターズ ドラフト2位
出身高校はプロ野球選手を多数輩出している「佐野日本大学高等学校」です。高校1年の夏、栃木大会決勝まで進みましたが、惜しくも甲子園に出場を逃しています。
野球と陸上(短距離)で大活躍した中学時代

冒頭でもお話したように、中学3年の全日本中学校陸上競技選手権大会では、陸上(短距離)の日本代表、サニブラウン選手に勝利しました。小学生で始めた野球も中学でも続けており、野球でも好成績を残しています。野球・陸上(短距離)について、これから詳しく解説します。
野球
中学3年生で「U-15」と呼ばれる、13歳から15歳以下の野球日本代表に選出されました。国際大会「WBSC U-15野球ワールドカップ」にも出場しています。「U-15」に選出されるには以下のような条件を達成しなければなりません。
- 50m走6.9秒以下
- 球速120km/h以上
- 遠投80m以上
- 特筆すべき技能(投手・打撃・守備など)を持っていること
これはあくまでも一部です。詳細については下記のHPをご覧ください。
五十幡亮汰選手の中学時代の50mの自己ベストは5秒6。100mの自己ベストは10秒79です!
陸上(短距離)
五十幡亮汰選手が勝利したのは、中学3年生の時です。中学1年生の頃から短距離で好成績を残しています。その成績がこちらになります。
- 中学1年生 ※ジュニアオリンピック 100m 2位入賞
- 中学1年生 ジュニアオリンピック 4×100mリレー 2位入賞
- 中学3年生 全日本中学校陸上競技選手権大会 100m 優勝 ☆
- 中学3年生 全日本中学校陸上競技選手権大会 200m 優勝 ☆
- 中学3年生 ジュニア五輪 4×100mリレー 優勝
- 中学3年生 国立体育大会 4×100mリレー 優勝
※ジュニアオリンピック・・・将来のオリンピック選手の育成を目的とした若者を対象とした大会。主催は国内オリンピック委員会。
『☆』が付いているものが、サニブラウン選手に勝利した種目です!
TBS系テレビ番組「消えた天才」に出演

五十幡亮汰選手は、2018年10月21日~2019年8月25日 毎週日曜 夜8時から夜8時45分まで放送されていたTBS系のテレビ番組「消えた天才」に出演したことがあります。五十幡亮汰選手が出演したのは、2019年8月11日に放送された第21回の放送回です。そこで「サニブラウンが勝てなかった男」として特集されました。
この放送は、五十幡亮汰選手がプロ野球に入る前に放送された番組です。当時、五十幡亮汰選手は大学生でした。
俊足はプロ野球でも大活躍

五十幡亮汰選手の俊足は、プロ野球選手に入ってからも健在です。足が速いということは、野球選手にとって大きな武器になります。その俊足は、日本ハムファイターズの現監督の新庄剛志(しんじょう つよし)監督に「1億円の足」と呼ばれているほどです。五十幡亮汰選手の俊足は、球場にいるファンも楽しませます。
五十幡亮汰選手は日本が優勝した2023年の野球の国際大会WBCで活躍した、俊足の「周東右京(しゅうとう うきょう)」選手よりも速いといわれています。
まとめ
いかがでしたか?五十幡亮汰選手は2024年7月現在、25歳です。野球選手としては若く、まだまだこれから期待できます。ホームランバッターと呼ばれる、長打力があり、ホームランを量産する選手や、速い球を投げるピッチャーなどが有名になる傾向があります。しかし、野球は9対9で試合をするスポーツです。
五十幡亮汰選手のような俊足を持ち味としている選手もとても重要です。この記事を読んで、五十幡亮汰選手含む、スター選手以外の選手にも注目していただけると、野球ファンな筆者はとても嬉しく思います。最後まで、ご覧いただきありがとうございました。