皆さん、ハローキティについてどんなキャラクターか大体ご存じですよね。サンリオという会社が制作している、猫型で2頭身のキャラクターです。実は、ハローキティは2024年に誕生50周年を迎えています。そんなハローキティを特集しますので、是非お読み下さい。
記事では、ハローキティに口が無くて何だか怖い印象を持つ人がいる件をお伝えします。そして、実はハローキティは猫じゃない理由をお伝えしますので是非ご覧ください。
ハローキティは50年という長きに渡り愛されてきたキャラクターです。その愛くるしさの中には、親しみやすさがたっぷり詰まっています。ぜひ、この記事でハローキティについてさらに詳しくなりませんか?
目次
ハローキティの経歴・2024年は50周年!

生まれたきっかけ
ハローキティは、キャラクターとして世に出たのは1974年で、公式でも誕生日は1974年です。キャラクターとしてのデビュー直後は、名前が無く「名前のない白い子猫」などと呼ばれました。1975年になると、鏡の国のアリスに登場する子猫「キティ」から名前を取り、「キティ」となりました。
ちなみに、ハローキティとは彼女らのいる世界観全体を差すことが多く、愛称的に使われます。事実、キティにはキティ・ホワイトという正式な名前があるのです。
人気沸騰
ハローキティは、これまで3度のブームを起こしています。1度目は1976年、2度目は1985年、そして3度目は1996年です。
最も近いブームである1996年は、当時ブームのプリクラにハローキティが使われたことがきっかけでブームとなりました。また、人気歌手がハローキティ好きを公言したこともきっかけです。 このブームの特徴は、これまで低年齢層がメインターゲットだったハローキティを、女子高生以上に浸透させたことです。当時は、「ブームを作るのは女子高生だ」と言われる時代でした。
サンリオの狙いが当たりましたね。
海外にもファンがいる
ハローキティの人気は日本だけにとどまらず、海外にも広がっています。歌手のレディ・ガガ、アヴリル・ラヴィーンを始め、女優のキャメロン・ディアスと挙げればきりがありません。
そして、最もハローキティが愛されているのがアジア各国です。限定グッズが販売されれば毎回前日から長蛇の列を作ります。例えばシンガポールのマクドナルドで景品になった際は半日で売り切れという驚異の売上でした。
ハローキティはジャパニーズ・カワイイの代表格でもあります。
ハローキティには口が無くて何だか怖い

あなたはハローキティには眼と鼻はあっても口が無いことをご存じでしょうか?一部の人には口が無いことが怖いと思われています。しかし、口が無いのには理由があるのです。その理由を紹介します。
理由①感情を想像させるため
口が無いと見えなくなるもの、何だと思いますか?それは、感情です。ただでさえデフォルメされた顔で口が無いとなると、何を考えているか情報が不足します。実はこれこそがサンリオの戦略です。「感情が分からないなら、想像してください。」というメッセージが込められています。
「このハローキティは笑っている」「こっちは楽しそう」と、グッズを手にした人が好きなように想像できる仕掛けです。
自分が落ち込んでいる時には、慰めてくれるような顔に見えたりして、寄り添ってくれる存在と言えますね。
理由②自由に表情を想像させるため
ハローキティには口はありません。もし口があれば、笑ったり、泣いたり、怒ったり、表情が見て取れるはずでが、ハローキティにはそれができません。どうやって表情を理解すればよいでしょうか?
答えは、グッズを手にした人が、自由に表情を感じ取って楽しむのです。「笑っているね」「怒っているかな?」「今日は悲しそう」といった形でハローキティの表情を読み取ります。口が無いことで表情を想像させるという、手の込んだ楽しみ方です。
ハローキティは猫じゃない理由を解説!

ハローキティは猫じゃない理由
2014年、ハローキティ愛好家の間で激震が走ります。サンリオが公式に「ハローキティは猫ではありません。彼女はカートゥーンキャラクター(漫画等の登場人物)です。」との声明を出しました。
続いて「彼女は小さな女のコです。彼女はお友達です。でも猫ではありません。彼女は四つん這いにはなりませんし、彼女は2本足の生活で歩いたり座ったりします。彼女にはペットもいます」と説明がありました。確かにハローキティは猫を飼っています。
ハローキティは一体何者なのか
ではハローキティとは何者なのか。この問題については、サンリオの声明以上の答えはありません。「彼女は小さな女のコ」で「猫ではありません」。「彼女は二本足の生活を送っている」生き物です。
例えばディズニーでは、同じく擬人化されているものの、ミッキーはあくまでもねずみですし、プルートはれっきとした犬です。一方ハローキティは擬人化された猫に見えるものの、猫ではありません。 では一体何者なのでしょうか?このまま「猫に似た何か」のポジションのままなのか、気になります。
現状は「猫を擬人化した2本足の生活を送っている小さな女のコ」です。
さいごに
ハローキティについて経歴や口が無い理由、猫じゃない理由を解説しました。50周年の歴史があるハローキティには3度のブーム、海外での爆発的な人気など、様々な出来事がありました。ハローキティは今でも女性を中心に廃れることなく親しまれています。
ハローキティに口が無い理由はとてもユニークでした。口が無くて無表情で怖いと感じる人もいます。しかし、持ち主にどう見えているか、感情と表情を想像させるののが狙いなのです。持ち主には違いが分かるのでしょうね。
また、ハローキティは猫じゃない理由は衝撃を受けませんでしたか?著者は完全に猫だと思っていたので、想定外でした。
ハローキティは世界中で親しまれています。これからも、絶えることなく人気が続いていくことでしょう。