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牛乳は常温で何時間まで保存が可能?保存した牛乳の注意点と、消費期限間際の活用法

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学校給食ではメニューの定番ともいえる牛乳ですが、牛乳は常温で何時間まで保存が可能だかご存じですか?紙パックで売られている牛乳の場合、常温の保存時間は1~2時間程度。紙パックは外気の環境に影響されやすいので、たとえ消費期間内でも常温環境で保存していれば腐敗が速くなります。

最近では常温で長期保存が可能なロングライフ牛乳が発売しており、ロングライフ牛乳の消費期間は未開封で60日。ただし夏期だと外気温を超えないことが条件です。一度でも開封した牛乳は、紙パックやロングライフ牛乳も同じで数時間で腐敗が始まります。

この記事では、常温で牛乳は何時間まで保存が可能なのかについて解説し、消費期間間際の牛乳の活用法も紹介します。

牛乳の保存期間

保存期間は、牛乳の殺菌方法によって違います。牛乳の殺菌方法は、

  • 低温殺菌
  • 高温殺菌

の2通りで、高温殺菌は保存期限が長いのが特徴です。ただし開封済みだと大気に触れる影響で雑菌が増殖しやすいので、速く使い切ることが重要といえます。

10℃未満で未開封

パッケージに記載されている日数が保存期間となります。未開封でも保存期間間際の牛乳は当日、もしくは次の日が消費期限の限度です。

10℃未満で開封済み

パッケージを開封すると大気に触れることで雑菌が沸きやすい環境になります。株式会社明治の公式HPでは、温度が違う冷蔵庫にて実験した結果、

  • 10℃で2日
  • 7℃で4日
  • 4℃で7日

で腐敗が始まるデータが表示されております。

常温での保存時間

季節によって保存時間が異なり、夏だと数時間以内。冬でも常温での保存は夏より少しだけ長いだけなので、早めに冷蔵庫で保存するのが重要です。

未開封の状態

未開封状態でも数時間以内が限度。通常の牛乳は紙パックに入っているので、外気の影響をまともに受けます。購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れることが重要です。

あきら

最近では長期常温保存可能のロングライフ牛乳が発売されています。ロングライフ牛乳の常温での保存期間は、未開封で60日。夏期は外気温を超えないことが条件となります。

開封済みの状態

開封済の牛乳は、保存期間が長いロングライフ牛乳でも常温だと1~2時間程度が限度。夏期だと、開封したらその場で飲み切るのは同じです。最近では、コンビニなどで飲み切りサイズの牛乳が販売されています。多くのメーカーから販売されているので、いろいろと試すことをおすすめします。

保存した牛乳を使うときの注意点

基本的に容器に記載されている消費期限を守ること。注意点として、記載されている消費期限は「未開封の状態」での消費期限を記載しております。開封したら期限に関係なく早めに消費するのが前提です。

保存期間間際の牛乳は廃棄が基本

期限間際の牛乳を加熱せずに飲むのは食中毒のリスクが高くなります。容器に早めに飲むように記載されているので、加熱していない期限間際の牛乳は廃棄するほうが無難です。

匂いと味が変わる

ヨーグルトをイメージすると分かりやすいですが、牛乳も時間が経過すると発酵します。発酵すると表面に膜(まく)が張る、酸味がするなどの変化が現れます。味で確かめる行為はリスクが高いので、判断が難しいのなら廃棄するのが前提です。

あきら

サイトにて「牛乳の期限・見分け方」で検索すると数々の方法が表示されますが、消費期限間際の牛乳は廃棄するのが基本となります。

消費期限間際の活用法

消費期限間際の牛乳を活用する方法として有効なのは、加熱すること。次に消費期限間際の牛乳を活用するのに適しているレシピを紹介します。

グラタン

ホワイトソース作りに欠かせない牛乳。グラタンのホワイトソースに牛乳は最適な材料です。消費期限間際の牛乳を活用することで食品ロスの軽減にも繋がります。

カルボラーナ

スパゲッティのカルボラーナソースも加熱した牛乳が最適。フェットチーネが無い場合、普通のパスタでもおいしく作ることができます。

あきら

加熱した牛乳を再加熱するのは、雑菌が繁殖しやすく食中毒のリスクが高くなります。一度加熱した牛乳は廃棄するのが基本です。

まとめ

牛乳は常温での保存に向かない飲み物です。それは牛乳の制作過程にて、低温殺菌や高温殺菌といった殺菌作業を行ってから出荷しているのは雑菌が繁殖しやすいのが理由。そのため常温の保存は食中毒のリスクを高めます

ロングライフ牛乳などの常温で長期保存が可能な製品もありますが、それは未開封で夏期は外気温を超えないことが条件。普段よく目にする紙パックの牛乳は、外気の影響を受けやすい製品です。早めに冷蔵庫に保管し、開封後は数日以内に使い切る必要があります。消費期限間際の牛乳は、グラタンやカルボラーナなどのレシピの材料に使うことで食品ロスの軽減に繋がります。

牛乳の保存方法について、正しい知識と活用法を持つことで、さまざまな活用法が見つかるのではないでしょうか?

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あきら
趣味:ギター演奏や自身の演奏動画を編集すること。休日はカフェでゆっくり本などを読んで過ごす。だれもが親しみやすい雑学をお届けします。