雑学のあしあと
『今すぐ誰かに教えたくなる豆知識』がコンセプトの雑学サイトです。
その他 PR

富士山の雑学を紹介!富士山が紅に染まっていたかもしれないって本当!?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

皆さんは、富士山に登ったことはありますか?富士山は日本で一番大きい山として、海外でも知名度が高いです。そして、観光地としても多くの人に親しまれています。そんな富士山にも多くの雑学が隠れているのです。

富士山は、空の色に合わせてさまざまな美しい色を見せてくれます。しかし、過去には富士山を人口塗料で赤く染めようと考えた人も存在しました。一体どういうことなのでしょうか?今回は、富士山の雑学について紹介します。

富士山の名前の由来も知ることができるので、ぜひ最後までご覧ください。富士山にまつわるちょっとした疑問も解決するかもしれません。

富士山の豆知識

富士山の頂上ではおいしいごはんが炊けない

富士山では、頂上で食べるごはんも楽しみのひとつといえます。景色のいい頂上で食べれば、カップラーメンであっても特別な味に感じるのです。しかし、残念ながらおいしく作れない食べ物も存在します。それが、日本人のだいすきな白米です。

富士山の頂上でお米を炊くと、芯が残った半生のかたいごはんになってしまいます。どうしてそんなことになってしまうのでしょうか?まず、富士山の頂上は気圧が低いです。そのため水の沸点も低く88度程といわれています。

88度のお湯ではお米を充分に加熱できません。これが、富士山の頂上で炊いたごはんがまずくなってしまう理由です。そして、水もすぐに蒸発してしまいます。そのため、半生なのに焦げ臭いという嫌な感じのごはんが出来上がるのです。

おにぎりを作って持っていくほうがいいかもしれませんね。

富士五湖と幻の湖「赤池」

富士山の山梨側には、富士五湖という観光スポットがあります。河口湖・精進湖・西湖・本栖湖・山中湖の5つの湖の総称で、富士山を語るうえで欠かせない存在です。そしてもうひとつ、第6の湖があるといわれています。ただし、常にあるわけではありません。

第6の湖は「赤池」とよばれていて、大雨がある年のみ現れます。ここ最近、2年連続で現れたことが話題になりました。大雨で水位が上がったときに見られる幻の湖です。

富士山近辺に出かけた日に大雨が降り、予定がつぶれてしまっても落ち込まないでください。赤池を見ることができるかもしれません。そうなればラッキーという話ですね。

富士山は静岡県、山梨県どっちのもの?

富士山は、どの県のものだと思いますか?「富士山は静岡県のものです!」「いや、山梨県の富士山です!」テレビなどで、こんな争いを目にしたことがあると思います。実際に、富士山は静岡県と山梨県の境目にそびえたっています。

静岡県から見えるのは表富士、山梨県から見えるのは裏富士です。どちらの県民も、美しい富士山が見える土地を誇りに思っているのかもしれませんね。では、実際にはどちらのものになるのでしょうか。実は、富士山はどちらの県のものでもありません。

富士山は「浅間神社」という神社のものです。「なんだ、どっちのものでもないのか…」と思った方もいると思います。しかし、この浅間神社は静岡管轄です。つまり、富士山は実質静岡県のものということになります。

このことを知らない山梨県民が身近にいるなら、黙っておきましょう。「どちらの県のものでもない」ということにしておくのがベターです。これも決して間違いではないので…。

和歌山県からも富士山が見える!?

富士山が見える地として有名なのは、静岡県と山梨県です。あまり知られていませんが、富士山は和歌山県からも見えるといわれています。少し遠い場所なので大きくは見えませんが、不可能な話ではありません。

和歌山県から富士山を見ることができるタイミングは「天気のいい早朝」と限られています。遠く離れた場所から富士山を見るには、計画をたてて準備することが大事です。

かとう

赤池や和歌山からの富士山など、なかなか見られないようなものには魅力を感じますね!

富士山と歴史

「富士山」は「不死山」だった

富士山の名前の由来をご存知ですか?富士山はかつて「不死山」とよばれていました。この「不死」は、日本の童話かぐや姫の「不老不死の秘薬」を意味します。不老不死の秘薬は、物語の中でかぐや姫が月に帰る際に帝に渡したものです。

かぐや姫が月に帰ってしまったことにより絶望した帝は、富士山の山頂で不老不死の秘薬を焼きました。不老不死の秘薬を焼いた山であるため「不死山」という名でよばれることとなります。富士山という名前になったのは、鎌倉時代のことです。

これは、帝が秘薬を焼くために使者を遣わせたことがもととなっています。使者が、多くの士(つわもの)を連れて山を登ったため「士に富む山」という意味で「富士山」という名前になりました。

日本人のやる気をなくすための「富士山真っ赤計画」

第二次世界大戦中のお話です。アメリカは、日本の粘り強い戦い方に苦戦していました。この精神性は、アメリカにとって予想外のものだったといわれています。これにより、アメリカは日本人に対しての精神的な嫌がらせを計画しました。

それが「富士山を赤く染めてやろう」という奇抜なものです。アメリカは「日本人の心のよりどころである富士山を赤く染めることで、やる気がなくなるのではないか」と考えました。しかし、結局この計画はお蔵入りとなります。

その理由が非常にシンプルで「莫大な予算がかかる」というものでした。何万トンもの赤いペンキ、二万機のB29、ガソリン、人件費など、この計画にはとにかくお金がかかります。失敗のリスクなども大きく、この計画が決行されることはありませんでした。

本気で計画していたことは面白いですが、あきらめてくれてよかったですね。

初めて富士山を登った人「聖徳太子」説!?

初めて富士山に登った人物は誰かご存知ですか?初めて富士山に登った人物は、聖徳太子であるという説があります。聖徳太子は、小野妹子を隋に派遣したことでも有名な人物です。多くの人の話を一度に聞き取ることができる能力者的な一面もあります。

この「富士山に登った聖徳太子」も聖徳太子の伝説のひとつです。「聖徳太子伝暦」には、体が黒く脚が白い馬に乗った聖徳太子が富士山を飛び越えたと記されています。なんだかファンタジーな説ですね。

そして、役小角(えんのおづぬ)という呪術者も初めて富士山に登った人物であるといわれています。結局誰だったのか明確ではありませんが、いつか事実の裏付けとなる記録が発見されるかもしれませんね。

かとう

初めて富士山に登った人物が有名人とは限らない気もします。富士山の歴史は、どれもおもしろいものばかりですね!

さいごに

以上、富士山の雑学を紹介しました。富士山の楽しみは、景色を見ることや登ることだけではありません。頂上で食事をしたり、周辺の湖を見たりと楽しみが多いスポットです。富士山の雑学を調べることも楽しいのではないでしょうか?

ごはんがおいしく炊けない…というのは残念ですが、日本一高い山であるが故の事実といえます。富士山の雑学は、どれもおもしろいものばかりです。ぜひ誰かに話してみてください。

ABOUT ME
アバター画像
かとう
趣味はガジェット集め。ガジェットを中心とした読者のお役に立てる記事を日々執筆。当サイトのイラスト全般も担当している。