2024年9月、サッカーワールドカップアジア最終予選が開催されます。過去7回の本大会へ駒を進めたサッカー日本代表にとって、アジア最終予選は最後の関門です。
日本代表が最終予選を突破するためのキープレーヤーでもあり、日本代表のキャプテン遠藤航(えんどう わたる)選手。彼のプレースタイルは「デュエル」です。本人も「試合はデュエルの連続」だと語っています。
遠藤選手のデュエルは中学時代の経験が由来です。決して恵まれた環境ではなかった彼が導き出した答えがデュエル。そのデュエルを武器に日本代表へと昇りつめた彼を支える奥さんの存在も欠かせません。この記事では、遠藤選手のデュエルの強さの由来と名言、彼を支える奥さんについて説明します。
目次
遠藤航(えんどう わたる)選手とは
遠藤選手はイングランドサッカー・プレミアリーグの名門リヴァプールFC所属のサッカー選手です。現在、日本代表キャプテンも務めています。
遠藤航のプロフィール
神奈川県横浜市戸塚区出身のプロサッカー選手です。小学5~6年のとき、マリノスのプロ育成セレクション(選抜テスト)に落選。中学進学前にもジュニアユースセレクションを受験しましたが、落選しました。
当時所属していたコーチから、南戸塚中学に良い指導者がいるので部活の道を提案され、横浜市立南戸塚中学サッカー部に入部。当時の彼は特に目立った活躍もなかったが、この時期に得た経験こそ彼のサッカー人生を決めるきっかけとなります。
このジュニアセレクション(選抜テスト)には、後に日本代表で共にプレーする伊藤純也選手も落選しております。
遠藤航のデュエルの強さの秘密
遠藤選手の強さはデュエル。1vs1が強いだけでなく、相手との駆け引き、相手の力を利用する、幅広い戦術眼を持っているのが特徴です。このデュエルの強さが海外で評価され、イングランドプレミアリーグの名門、リヴァプールFCの一員として活躍しています。
越したフィジカルと戦術理解
遠藤選手はボールを奪いに行く守備で、駆け引きを重視したプレーを意識していると語っています。体を当てられてもビビらないこと、相手の力をうまく利用しながらドリブルで運ぶことを意識したのが彼のプレースタイルです。
遠藤選手はフィジカルだけでなく、眼が優れているのも特徴。フィールド全体を見渡せるため、戦術を理解する能力が高いのも強みです。
遠藤航の中学時代
当時のポジションはFW(フォワード)かMF(ミッドフィルダー)でしたが、守備の要センターバックが不在のチーム。このような状況からセンターバックへポジションチェンジしました。
遠藤航の中学時代
当時は、特に目立つ選手ではなく、チームも県大会で一度だけベスト8に勝ち上がっただけ。遠藤選手は部活以外にも湘南ベルマーレユースの練習に参加しました。この時、当時ユースの監督、曺貴裁(チョウ キジェ)に興味を持たれ、中学3年に湘南ユースからスカウトを受けます。
コーチの影響
小学校から中学校進学前まで、何度もセレクション(プロのジュニアチーム入団テスト)に落ち続けた遠藤選手。しかし小学校時代のコーチが「部活動に良い指導者がいるのなら、中学でサッカーを続けるのも道じゃないか」とアドバイスをもらいます。
この選択が、遠藤選手のサッカー人生における大きなターニングポイントです。
遠藤航の名言
中学時代に苦労を重ねた遠藤航選手。この経験が由来となった名言を紹介します。
デュエルに関する名言
- 闘争心を出してプレーしているだけでは上手くいかない。素早く頭を回転させる冷静さも必要
- 常に自分を客観視して、闘争心と冷静さのバランスをとることが大事
努力と成功に関する名言
- いろいろな経験をし、それを次のプレーに生かすこと
- やるだけのことをやって準備をしてきた。もしダメなら、またゼロからやればいい
いかにも中学時代に苦労を乗り越えて夢を掴んだ遠藤選手らしい名言だと言えます。
奥さんの支えと家庭の影響
遠藤選手のプライベートは公にされていません。家族とともにチームの本拠地リヴァプールで暮らしているということ以外、全てが不明です。
家族とのエピソード
奥さんの職業等、プライベートな部分は公表されていません。しかし、遠藤選手を支えるのに専念したいという話もあることから、専業主婦ではないかと噂されています。
さいごに
中学時代に挫折を繰り返した遠藤選手ですが、現在は日本代表のキャプテンを務めています。2024年9月からはサッカーワールドカップ、アジア最終予選がスタート。サッカー日本代表にとって最後の関門を突破する戦いです。
日本代表のキャプテンを務める遠藤選手の活躍が、アジア最終予選突破のカギとなる試合も多くなります。アジア最終予選に挑む日本代表をまとめる遠藤選手がどのようにチームを引っ張って行くのか楽しみです。